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諸国畸人伝 改版 (中公文庫 い 12-8)

諸国畸人伝 改版 (中公文庫 い 12-8)

諸国畸人伝 改版 (中公文庫 い 12-8)

作家
石川淳
出版社
中央公論新社
発売日
2005-09-01
ISBN
9784122045927
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諸国畸人伝 改版 (中公文庫 い 12-8) / 感想・レビュー

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メタボン

☆☆☆★ 歯応えのある文章で江戸から明治にかけての奇人を綴る。難解な言葉が多くそれこそ歯が立たないところも多かったが、正史では描かれない個性的な人物を知ることができて良かった。小物作りの小林如泥、歌舞伎の算所の熊九郎、左官の駿府の安鶴、都都一坊扇歌、書画の細谷風翁、俳句の井月、北越雪譜の鈴木牧之、人形作りの阿波のデコ忠、石工の武田石翁、坂口安吾の父坂口五峰。

2021/08/19

小谷野敦

「別冊文藝春秋」に1955年から56年まで連載された、十人の近世から近代にかけての工芸職人などの伝記集。大江健三郎が初めて石川淳に会った時この本をくれたというが、その後大江と石川の関係はやや曖昧模糊としている。  人は都々逸坊扇歌、鈴木牧之、小林如泥らだが、私は石川淳の小説が面白くなくて閉口していたし、これは若い頃読もうとして、何かイライラしていたのかすぐ放り出したが、今読むと割合面白かったが、鈴木牧之のところで、馬琴の悪口を言うので、

2024/05/17

レフラー

久しぶりの石川淳。先人の伝であっても、上からの物言いがたまらない。

2009/12/15

ねぎとろ

主に江戸末期から明治期に活動した石工・人形師・政治家・芸人などの伝記。坂口安吾の親父の話が好き。

2007/02/19

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