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女學校 (中公文庫 い 101-3)

女學校 (中公文庫 い 101-3)

女學校 (中公文庫 い 101-3)

作家
岩井志麻子
出版社
中央公論新社
発売日
2006-02-01
ISBN
9784122046481
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女學校 (中公文庫 い 101-3) / 感想・レビュー

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夢追人009

岩井志麻子さんが麗しき大正ロマンスの世界を一転えげつない悪夢の迷宮ワールドに変貌させた全10章の恐怖譚物語集ですね。登場人物はヒロインの花代子さんと親友の月絵さんの二人だけで、いきなり女学校時代の美しい思い出を全否定されて実は、あたしらは下賤のあばずれ娼婦で上流の生活を夢見て作り話をこしらえていただけなのだよと手酷い侮辱をされたり、挙句に実際はドールハウスの中の人形なのさと言われたりとどんどん夢幻の世界へと誘われ幻惑・翻弄されて行くのですね。でも著者は意外に無慈悲な性格ではなく最後は安らかな結末でしたね。

2020/02/02

Yu。

夢が現か‥ 楽しいひと時のはずなのに、あるキーワードに触れた途端、何故だか語り手共々不穏な世界観に引きずり込まれてしまう を交互に繰り返す奇妙で耽美な無限ループに酔いしれてみるのもまた一興。。そうそう “ごっこ”に夢中になるのもほどほどに(๑¯ω¯๑)

2019/04/03

金吾

霞がかかったような感じで話が進んでいき、虚実がよくわからない状態になりました。どろどろしていると感じましたが、話全体は消化不良でした。

2023/10/26

秋良

まだ百合ではなくエスと呼ばれていた時代の、優雅な奥様たちの美しき女学校の思い出。乙女成分皆無(じゃあ何で読んだのか)の私は何この茶番と思いながら読み始め……たら予想の斜め上ゆく茶番だった。岩井作品はタルドンネのような淡々とした狂気の方が好みだった。

2019/02/23

CCC

耽美で幻想的な文章世界。

2013/09/03

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