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恋ほおずき (中公文庫) (中公文庫 も 26-1)

恋ほおずき (中公文庫) (中公文庫 も 26-1)

恋ほおずき (中公文庫) (中公文庫 も 26-1)

作家
諸田玲子
出版社
中央公論新社
発売日
2006-07-25
ISBN
9784122047105
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恋ほおずき (中公文庫) (中公文庫 も 26-1) / 感想・レビュー

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坂城 弥生

妊娠中絶ということはこんなに前から問題にされてたことなんだ。と思うと人間というか男の勝手に振り回されて、子どもを中絶しなければいけなくなる事がどんなに罪深い行為なのか。この物語では遊女が出てくるけど、男が女性に性を売り物にさせておいて、中絶を悪とみなす勝手さには腹立たしいと感じた。

2019/06/23

ひさか

婦人公論2002年9月22日号〜2003年5月22日号連載のものを2003年7月中央公論新社から刊行。2006年7月中公文庫化。女医者の江与の医と恋のお話。周りの人々が、江与の許されない恋に異をとなえないのがしっくりこないが、止めて止まるものでもない強い想いというところか。激しい想いを貫く二人とそれを見守る周りの人々に驚きです。あまり好みではない要素を含んだお話でした。

2021/06/29

baba

若い頃の辛い思いを経て今は「夢は夢、現を見据えなければ生きていけない」とさとり、物事はあるべきところに自然に流れてゆく、長い歳月をついやしてもいつか本来の場所にたどりつく、いろいろな事が無駄ではないのです。

2014/11/22

Mc6ρ助

単なるチャンバラ小説読みの爺さまにはなかなか想像しづらい世界観(簡単にそう言っちゃいけないことは分かっているんだけど)。主人公たちが前向きであるのとで良しとする。『寒雀寄るな止まるな射て食うぞ(孤鶴)(p268)』お後が宜しいようで。

2021/02/24

雛子

中條流に興味を持ち以前から気になっていた本。堕胎の是非について、それぞれの立場で真摯に思案しあい惹かれあう江与と清之助。《机の前に座って善悪を論じたところで詮ないこと》この小説を読む前も読みながらも答えの出せないでいた私は、清之助のその言葉で少し気が休まる。つまるところは、そういうことなのかも。

2011/06/28

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