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標なき道 (中公文庫 と 25-7)

標なき道 (中公文庫 と 25-7)

標なき道 (中公文庫 と 25-7)

作家
堂場瞬一
出版社
中央公論新社
発売日
2006-10-01
ISBN
9784122047648
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標なき道 (中公文庫 と 25-7) / 感想・レビュー

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nakanaka

大学で同期だった三人のマラソンランナーがオリンピック代表選考レースで最後の一枠を賭け死力を尽くし争うという手に汗握るストーリー。レース以外は立場の全く異なる三人の練習の取り組みやそれぞれの勝つことの意味が魅力的に描かれていると感じました。またドーピング問題も展開に大きく絡んできます。手を出してしまう選手の心情に多少理解している自分もいたりして戸惑いつつも惹きつけられました。どうやってレース中の様子を表現するのか気になっていましたが、青山や他の選手の心情や身体的な辛さが非常によく伝わってきました。面白い!

2016/05/04

よこしま

読友さんのレビューが面白くて、つい借りてしまいました。やはり喪黒福造がいました。彼が強引にでも出てくると、気分がゲンナリするのは私だけでしょうか?万年3位で突出するものがなくても、怪我なく安定感だけはある主人公・青山。才能を持ちながら怪我に泣く須田、チームなんて関係なく実力さえあればと騒動が絶えない武藤、同じ大学同期3名が五輪最後の枠を狙ってのマラソン勝負。最後は当然かなと。今朝の朝刊にもドーピングの問題がありましたが、倫理観を問いたくなります。勿体ないのは東京国際マラソンなら皆さん想像しやすかったのに。

2015/01/28

ツバメマン★こち亀読破中

「万年3位」の実業団のマラソン選手である青山。最後の五輪代表選考レースを前に彼の元へ謎の男から“絶対に検出されない”というドーピングの誘いが。当初は相手にしていなかった青山も大学の同級生でもあるライバル二人の力を見せつけられ徐々に心を動かされる。十字路に立たされた彼は魂を悪魔に売り渡してしまうのだろうか?彼の好きなロバート・ジョンソンの様に…。そして、3人の人生を賭けたレースの号砲が鳴らされる。先が気になって睡眠不足に!堂場瞬一のスポーツものははずしませんね!

2014/11/14

頼ちゃん

どうして走るのか、どうして勝ちたいのか、その先にあるものは・・・。アスリートは正解のない問いに悩みながら走るのだろう。他のスポーツでも。

2016/06/09

あすてぃ

ドーピングは果たしてアンフェアなのか?そして、悪なのか?サプリメントや高機能ウェア、最先端技術で作られたスポーツ用品はどうなのか?ただ、身体の卓越性を追求するというスポーツの根源を考えれば、クリーンであることは必要だと思う。今の商業主義・勝利至上主義的にショービジネス化した今のスポーツ界を見ると・・・。【館】

2019/05/08

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