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宝善寺組悲譚 (中公文庫 と 26-4 すみだ川物語)

宝善寺組悲譚 (中公文庫 と 26-4 すみだ川物語)

宝善寺組悲譚 (中公文庫 と 26-4 すみだ川物語)

作家
富樫倫太郎
出版社
中央公論新社
発売日
2007-02-01
ISBN
9784122048157
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宝善寺組悲譚 (中公文庫 と 26-4 すみだ川物語) / 感想・レビュー

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めにい

貧しく悪の道がすぐそばにいる子供たちの苦労、苦悩が感じられて読み進むのに少々難儀した。まじめに働いているだけでは抜け出せない環境、正義をかざす人間の狡さ。描かれる何もかもが痛い。

2014/10/13

こおり

すみだ川物語(1) 引き込まれて一気に読んだ。展開がうまいのか、単に私の感性と合うからなのか、富樫さんの本はいつもそんな感じだ。面白かった。内容的には明るいものでは無い。貧困の中で懸命に働きながらも、悪の道に引き寄せられてしまう十代の子どもたち。その悪事をネタに強請り、金を巻き上げようとする岡っ引き。まあ、実際はこういう岡っ引きが多かったんだろうなあ。正義の味方的な親分のお話しが多いから、こういうのはちょっと新鮮だね。宝善寺組の子どもたちの行く末やいかに…!すんごい続きが気になるわ

2014/08/29

山内正

太吉って名の店に宝善寺組と名の 若い子供等が集まり話合う 古着屋から闇の仕事をして互いの暮しを助け合う 慎吉は病で後三月と医者に聞く 二人共良い子であんたが頼りにと死んだ女房と墓で話す 古着屋が明日の夜旗本に品物を盗みの仕事と言ってきた 四人は揃い屋敷に忍び仕事をしたが 岡っ引につけられていた 後日岡っ引が毎月五両寄越せと脅してきたが同心の脅しが始りだと腹がたつ、ふとした人相書きを見て驚く 明る日慎吉に声掛けた 老人と慎吉は疑われたと相談した 後腐れない様に殺してしまう 二人の親なのよ 後三月の命だ

2020/02/02

ドナルド@灯れ松明の火

貧しいがゆえに宝善寺組と呼ばれていた幼馴染の友人たちは陰で盗みを働いていた。ただ宝善寺組の二人健吉とお結だけは悪事に手を染めてはいなかった。そんな宝善寺組に目を付けた岡っ引にゆすられることになる。なんせ暗くて読み続けるのが嫌になるくらいなのだが、まだ、余命3ヶ月のお結の父親が絡んでいた10年前の秘密が解き明かされていない。続編に行かざるを得ない。

2011/04/24

たけひろ

☆☆☆.5

2014/08/04

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