宇宙を語る 1 (中公文庫 た 20-8)
宇宙を語る 1 (中公文庫 た 20-8) / 感想・レビュー
ヨクト
知の巨人・立花隆さんと日本人宇宙飛行士たちの対話集。宇宙飛行士に選ばれるということ、ロケットの窓から地球を見るということ、宇宙遊泳するということ、また重力の地へ足をつけるということ。人は宇宙という新たなる活動圏へ足を踏み出した。それはもちろん危険が伴う。コロンビア号の失敗がそうだ。だが、やめない。この頭上に広がる未知の世界が重力に逆らってぼくたちを惹きつけるから。それに抗うことなんてできないんだ。そんなワクワクをあらためて感じられる一冊。
2014/07/31
学生
色んな方々の話を読めて良かった。
2024/08/04
きよ
宇宙飛行士の話は色々あるが、菊池さんの話とか、初めてだったので新鮮だった。宇宙旅行、いいなあ
みみっちい二十九
「宇宙に行き外から地球を見るという経験は人を変えずにはいられません。とくに船外活動で真空の宇宙に出るのは、地球との接近大剣としては質的な違いがあると思います。窓越しに景色としての地球を『見る』のと、EVAで目の前にある地球を物体として『感じる』のとでは、リアリティが違う。何しろ自分が生まれて以来見てきたすべての人々、すべての生命、すべての景色、すべての出来事は、目の前にある球体で起きたことなのですから。地球と一対一で対峙しながら考えたこと、見渡す限りの星空の中で生命の輝きと実感に満ちたこの星は地球(続く)
2015/09/16
風見じじい
日本人宇宙飛行士たちと立花隆氏との対話集です。なぜ宇宙に行くかの理由として、アメリカ人はフロンティア論であるのに対し、毛利衛氏は生命の歴史論の方が日本人にはしっくりくると言っています。それぞれの宇宙飛行士は訓練の大変さと、宇宙での過密なスケジュール、地球を見たときの感動を語っています。私としては、ゴミの処理や、トイレの話題といった宇宙での実際の生活の方に興味がわきました。
2012/09/21
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