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慎治 (中公文庫 こ 40-7)

慎治 (中公文庫 こ 40-7)

慎治 (中公文庫 こ 40-7)

作家
今野敏
出版社
中央公論新社
発売日
2007-08-01
ISBN
9784122049000
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慎治 (中公文庫 こ 40-7) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

イジメられっ子が、若干風変わり?なはみ出しモノの教師にガンプラ(=ガンダムのプラモデル)を通じて「成長」していくお話です。「なんだ、その話?」と思うでしょうが、コレが読み始めたら意外?におもしろくアッという間に読了してしまいました。ある世代の男の子なら、一度は手にしたコトのあるガンプラですが、決してタダの模型作製のかかわる部分だけではなく、思春期の葛藤や問題をシリアスになりすぎずに取り上げていく内容もストレスなく、読めていきます。しかし、模型ネタなので女性の読者さんは‘つまらない’かもしれません。

2012/01/17

はつばあば

この作品、2007年のものなんですよ。今何年ですか、いつになったらイジメは無くなるのですか。先日も愛知で中学生が亡くなられました。原因はわかりません。ですがこの本文の慎治は同級生の執拗ないじめで、万引きを強要されるまでに追い詰められ自ら命を絶つことを考え終止符を打とうと。相手を刺すか自ら死を迎えるのがいいのか。およそ15年前に書かれた本ですが、15年も経てばもう少しイジメ対策に進歩があってもいいのでは。成績が良くて要領のいい輩が経済政治を引っ張っていく今の世の中ですが、それではいつまでたっても無くならない

2021/11/26

ニン

◎警察小説の名手、今野敏さんが描く中学生のイジメ問題。ここに書かれているコトが正解だとは軽々しくは言えませんが、もし同じコトで悩んでいる子がいるのなら読んでみて欲しいと思います。中学生くらいの時は学校の中が世界の全てだと感じますが、とんでもない‼︎世界は無限に広がっています。主人公、慎治くんもはじめは最悪の選択肢も視野に入れてましたが、様々な出会いによって無限の可能性を知るようになります。作品内でガンダムの説明があるのですが、それを読むだけでガンダム史が理解出来るくらい詳しいのは今野敏さんの趣味大爆発‼︎

2017/04/07

sarie

いじめられっこの中学男子が夢中になれるものを見つけて成長するお話かな。ガンダムなどのマニアックな部分はかなり飛ばし読みしましたが(笑)面白かったです

2016/05/29

Reina R

膠着に続き、私の今野像をいい意味で壊してくれた作品。めんどくさいのは嫌いと言いつつも、しっかりと慎二を導いてくれる先生。変に子供扱いをするわけでもない絶妙な距離の取り方に脱帽。読み終わった後すごく爽やかな気持ちになりました。ガンダムやサバイバルゲームの知識があったらもっと楽しめたんだろうな、という点だけが残念

2013/07/08

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