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蟻地獄 上 (中公文庫 と 26-7)

蟻地獄 上 (中公文庫 と 26-7)

蟻地獄 上 (中公文庫 と 26-7)

作家
富樫倫太郎
出版社
中央公論新社
発売日
2007-09-22
ISBN
9784122049086
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蟻地獄 上 (中公文庫 と 26-7) / 感想・レビュー

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タカシ

薬行商の甚八は江戸の盗賊団仁兵衛一味だったが大きな仕事の後に捕まり仲間は仁兵衛に殺され…。面白かったですね。登場人物のキャラもいいし話のテンポも良くてどんどん読み進みます。下巻も期待。

2018/08/06

山内正

今夜だけ金が集まる 船から降り男を担ぎ裏口へ  梅吉かいと声を掛け内側で相談する声がし戸が開いた  梅吉の喉を切り手代も刺す  家に二十五人いる二階に十人  廊下へ浪人が声を掛けすり抜け 背中を斬るもう一人が切込み 二人掛かりで刺した 部屋から男が火箸でお頭を刺した 奥の主人夫婦は殺したと仲間が 甚八等が箱を二つ外に運ぶ  煙が廊下に広がる まだ蔵に千両箱が残ってる  この泣声が聞こえる 甚ハにしがみつき殺せないと  一寸我慢しなと抱えた外に 表通りまで走って行けと放す  帰る舟がない捕方の声が聞こえる

2022/03/23

おぎにゃん

凄まじい「大江戸暗黒時代小説」である。同じ盗賊を扱っていても、「鬼平犯科帳」のような義理や人情など欠片もない。堅気になって「おるい」と所帯を持つことを夢みている、主人公の「甚八」ですら、押し込みのための殺しに一切のためらいはない。お頭の「仁兵衛」に至っては、血も涙もない…それでも後半では「救い」があると信じ…られないことは、前作の「女郎蜘蛛」で思い知らされている。一体どうなるのか?(゜д゜;)

2014/01/04

山内正

今度の稼ぎが終わったら暖簾分けして欲しいと甚八が 間もなく伊勢町堀です 今夜一晩金が蔵にある 手代の菊之助が裏戸から声掛ける 梅吉かい用事が済んだから手伝いに 旦那様が開けてはいけないと 手引の女は姿を消している 相談する梅吉の首から血が 戸が開き手代も後から刺される 二十五人が中に居る  二手に別れ部屋へ向う 浪人が居るはず 解らぬ返事で 声掛けし一人刺す 物音で三人が起き先の手代を斬る 二人を手こずり 頭が鉄箸を刺され甚ハが肩を切る 銀蔵へ行け 犯すのは後だ 娘と婆さんが見付からない 火は付けるな

2022/02/20

山内正

手代を女で垂らし込み浦戸の店番に 開けさし出た小僧を喉を切る、中に入り手代の首を刺す 残りの小僧に女中四人番頭二人手代三人若夫婦二人と子供に婆さん 奥の夫婦に用心棒 三人が二階に二人は奥頭と甚ハチは 廊下に 奥から用心棒一人と出会い ご苦労様とすれ違い際胴差しで肩を切る 音で見張りが出たのを斬り挙げた、頭が男部屋に入り二人を刺す 三人が立上り刃向かう 甚ハが横から一人を切る、頭が咳込み足を刺された、もう一人を組合い倒れ際に刺した、二階から降りてきた火が付き 廻ってきた 孫が居ない?千両箱を運ぶ 時が無い

2020/01/24

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