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クロワッサンとベレ-帽: ふらんすモノ語り (中公文庫 か 56-8)

クロワッサンとベレ-帽: ふらんすモノ語り (中公文庫 か 56-8)

クロワッサンとベレ-帽: ふらんすモノ語り (中公文庫 か 56-8)

作家
鹿島茂
出版社
中央公論新社
発売日
2007-10-25
ISBN
9784122049277
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クロワッサンとベレ-帽: ふらんすモノ語り (中公文庫 か 56-8) / 感想・レビュー

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♪mi★ki♪

すっかりハマってる陽性スケベなフランス文学者鹿島センセの薀蓄エッセイ。良いわ、陰性変態澁澤本より気分が明るくなって。「ベルばら」の幻想は壊れるけど。(›´ω`‹ )ベレー帽、ブラジャー、おフランス映画に出てくるようなエロい間接照明の薀蓄やら、語学の学び方まで。フランス語教材の例文が「ナンパ会話」だってさ〜。語学の最高の環境は(学んでいる言葉の国の)刑務所で、最大の敵は「自由」だってさ〜。ああ、お気楽で面白かった〜。٩( ᐛ )و

2016/12/28

あんこ

第一章がフランスの色々なものや事柄について、(解説の俵万智さん曰く、トリビアのように)おもしろく読めました。挿絵も可愛らしかったです。後半のフランスについてのエッセイは鹿島先生が昔行かれたときのフランスの空気に触れると同時に、こんな時代もあったのか!と少しだけ前のフランスと最近のフランスのちょっとしたちがいに驚いたりもしました。スリ集団に捕まったり、ぼったくられたりしたけど、それでもまた行きたいと思わせられたフランスでした。朝一で買うパンの味が忘れられません。

2014/08/10

エドワード

日本人にとって、最も身近な外国はアメリカだろう。英語つながりで、イギリスも身近だ。次に身近なのがフランスだろう。私はイギリスびいき。衣服はトラッド、紅茶やアリスやホームズやハリー・ポッターが大好き。しかしイギリスでは食事の楽しみが無い。フランスと聞いて思い浮かぶのは、美食、美術、ファッション、クロワッサンにベレー帽。鹿島先生の文章を読んでいると、やはり隣国でも英仏は相当違うなあ、と感じる。第二外国語のフランス語、聞き取るのは不可能だが、文章の構造がわかるだけでも重宝する。次の旅行はフランスに決まりざんす!

2014/03/30

ヨーイチ

些か古い雑文集。20世紀に発表、文庫版は2007。こういう物を筆者はヴァラエティブックと呼んでいる。雑文なんて、今は差別語なのかも。小生が物心付いた頃、まだまだフランスの威光は健在だった。ドロンとベルモントが健在。母親はジャン・ギャバンを語りバルタン星人は仏歌手の名前と同じだった。シャンソン歌手もメジャーだった。そして本書は「憧れのフランス」を補完するする新知識の宝庫。鹿島茂のコレクションには昔の通信販売のカタログなんて変な物があるみたいで、昔のフランスの生活と道具の考察が誠に楽しい。続く

2015/08/18

H2A

「そんなとき、先生がふと真顔になって、『俺はこの歳になっても、仏文の教師をしていることが恥ずかしくてしかたがない。おふらんすという柄じゃない。ただ、それでもフローベルやスタンダールを読んでいると、心の底からいいなあと思うことがある。まあ、それだけが支えだな』と述懐されておられた」。著者が大学院生の頃、先生(山田爵)の自宅にお邪魔した時に、先生がこのように語ったという。薀蓄を語るだけでなく、こんな一節が出てくる。ざわざわと落ち着かなくなった。

2014/03/08

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