子どもと死について (中公文庫 キ 5-5)
子どもと死について (中公文庫 キ 5-5) / 感想・レビュー
志田健治
死を「苦痛」や「恐怖」だけと感じる現代に疑問を持っていた。キューブラー・ロスの著作を読むにつれて、この疑問は正当なものだと自信を持つ事ができた。死を安楽な世界と受け入れた幼い賢者たちの言葉に自然と涙があふれる。巻末のエドウ少年のエピソードにロス氏の想いは集約している。「僕は死ぬ事を決めているーー死ぬのが楽しみなんだ」
2013/04/15
piyo
こどもの死に直面したときに、大人はどのように受け止め、向き合えばいいのか。そしてこども自身は死についてどのように思っているのか。「死の受容」に関するスペシャリスト、キューブラー・ロス博士が教えてくれる。この本の存在に救われる人がどれくらいいるだろう。「生」と「死」について、「愛」について深く考えさせられる。多くの人たちの死を受容していく過程を読むことで、何かを感じない人などいないだろう。何度も泣いた。
2010/04/13
がんもどき
図書館本。著者が精神科医ということで科学的な話かと思ったら、存外にスピリチュアルな内容だった。アメリカならキリスト教が何かあった時に精神的支えとして機能すると思っていたが、それじゃ足りないのか著者独自の考えを援用している。死後の生を信じない自分には最後まで読み切るのが辛かった。
2018/07/07
miyukorori
なかなか読みにくかった。読み終わったあたしは何か変われたのだろうか・・・
2009/01/26
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