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イソップ株式会社 (中公文庫 い 35-19)

イソップ株式会社 (中公文庫 い 35-19)

イソップ株式会社 (中公文庫 い 35-19)

作家
井上ひさし
和田誠
出版社
中央公論新社
発売日
2008-06-01
ISBN
9784122049857
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イソップ株式会社 (中公文庫 い 35-19) / 感想・レビュー

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chimako

電車の中で少しずつ、家に帰って横になりながら、整体の待ち時間に……小さなお話が盛り沢山でどこでも楽しめた。小泉今日子書評集からの選書。母を亡くした姉弟と父の1日1話の交流。父親は子どもの本の出版社を営む。外国に本の売り込みに行く1ヶ月を父親の田舎で過ごす2人に毎日小さな話が届く。その中で感じる諸々。その田舎に図書館を作る計画。その時のおばあちゃんの言葉が秀逸。「読書は言葉を鍛える、鍛えられた言葉が今度は頭を鍛える、そしてその鍛えられた頭がものごとをよく考える」……よく考える頭はきっと人の痛みが分かる。

2016/09/10

Kanae Nakajima

イソップ株式会社という小さな出版社を経営しているお父さんと、悪戯盛りの小4の弟洋介と暮らす中1のさゆりが主人公。夏休みの間、田舎のお祖母ちゃんの家で過ごす姉弟に、亡くなったお母さんと結婚する時に一日ひとつ必ず童話を作って聞いてもらう、という約束を今も一生懸命守るお父さんから届くお話を軸に進む少女の成長の物語。売れない童話作家の設定の為か、お父さんのお話は当たり外れがありますが、そんな時は周りの人々のエピソードがカバー。日々の出来事の淡々とした積み重ねで情景が鮮やかに浮かびます。

2016/03/06

どあら

図書館で借りて読了。

2016/11/02

さとむ

井上ひさし、といえば向田邦子と同様、新聞のコラムやエッセイによく出てくる作家。でも、これまで縁がなく、本作が初めて。心がほんわかするような、ちょっといい話を期待してたんだけど、感想はムムッ!? でもでも、縁があるのか、並行して読んでいる沢木耕太郎のエッセイ集に井上ひさしがひょっこり登場…。これには笑ってしまった。こうとなったら、もちろん他作品にもチャレンジだ。

2014/08/15

マサ

読み終えた今、何だかとても幸せな気持ちになっている。毎日2,3話ほどを読んで、読了までに日数がかかったが、一話一話が味わい深かった。自分には「お話」が必要なんだなと思った。「第32のお話」は特に好きなお話です。全編にわたる和田誠さんの絵がうれしい。

2018/12/09

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