ジウ 1 (中公文庫 ほ 17-1)
ジウ 1 (中公文庫 ほ 17-1) / 感想・レビュー
absinthe
迫力満点。凶悪な犯罪者ジウを追う警察官の話。スピード感とリアリティが良い。誉田さんの著作は、こつこつと歩いて一つ一つ現場の候補を潰していく過程が面白い。とにかく続きが読んでみたい。性格反対の二人の女性巡査の今後の成長も楽しみ。「人間てさ、元来は人間を殺さない動物じゃないと思うんだ。」
2016/12/21
再び読書
最初警視庁特殊犯捜査係の事をジウと言うのかな?とタイトルの意味を想像しながら、読み進めました。とジウは人の名?とでも呼んで良い事が判明。警察の組織の問題や、それぞれ個人の思惑があり、二人の女性が中心に人質犯人ジウに接近していく、続編が楽しみです。
2012/09/29
射手座の天使あきちゃん
ハードボイルド・基子 VS 微笑む人間愛・美咲、個性両極端の女性警官ふたり 次々と発生する籠城・誘拐事件、活躍の舞台もSITから所轄署・SATへと転々、目まぐるしいほどの展開スピードに、思わずひと駅乗り過ごし(笑) 面白いぃ!! ただねぇ、エロい描写多すぎません!? <(^_^;
2011/06/21
いーたん
芯が強く優しい美咲と男にも負けない屈強な基子。正反対の二人の女性警官が主人公。ある人質籠城事件をきっかけに所轄に移動となった美咲。同様にSAT初の女性隊員となった基子。二人が再びある事件で交錯。それは序章にあった誘拐事件から派生した別の誘拐事件。それは籠城事件の犯人の供述でジウという中国人が黒幕であるという。一応の解決をみた誘拐事件であるが、ジウの目的や動機は以前不明。続きが気になります。 それと雨宮隊員の殉職は残念でなりません。雨宮も失ったことが基子にどのような影響を及ぼすのかも気になります。
2014/09/04
三代目 びあだいまおう
再読。武士道シリーズのように、対象的な2人の女性が主人公という大好きパターン!美しさに深い優しさを併せ持つ門倉美咲。死をも恐れぬ闘いの化身のような男勝りの伊崎基子。それを誉田さんが描くといういわば保証付きの作品。身代金目的の児童誘拐事件と人質籠城事件という接点なき事件が少しずつ絡み合い、段々と重苦しく暗く、とてもキナ臭い様相を呈してくる!1巻では2人の絡みは少なく紹介程度の序章なのだが、展開は猛スピード!死の影漂う中、美咲の優しさは貫かれるのか?基子の何かを溶かすのか?楽しみでワクワクが止まらない‼️🙇
2019/07/23
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