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踊る天使 (中公文庫 な 55-1)

踊る天使 (中公文庫 な 55-1)

踊る天使 (中公文庫 な 55-1)

作家
永瀬隼介
出版社
中央公論新社
発売日
2009-01-01
ISBN
9784122051072
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踊る天使 (中公文庫 な 55-1) / 感想・レビュー

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てつ

面白かった。火事とかバブルの盛り上がりとかその結末はなんてことないけど、風俗嬢とボッタクリバーの店長、元銀行員、そして事件の核心となる元消防士の友情のような結束のような、自然と生まれてくる人間の繋がりには心を打たれた。なんだろ、この感覚。ある種の憧れかもしれない。

2020/10/11

Nobu A

感情移入が出来るどうかはどれだけ現実的に描かれているかに尽きると思う。放火を題材にした珍しい作品。火災を体験したことないだけに想像が難しいが、ノンフィクション事件を専門にしてきた筆者だけにバックドラフト現象等は真実味を感じながら頁を捲る。連続放火事件の陰には昭和バブル絶頂期に起きたおぞましい殺人事件が絡む。様々な登場人物で面白い展開で進んでいくが、中高校をまともに通っていない設定の人物がサン=テグジュペリの小説を理解したり「阿鼻叫喚」「矜持」等の語彙を使ったりするのは無理がある。素材が良いだけに残念。

2018/07/01

詩界 -うたか-

#読了◆なんだかんだ歌舞伎町は良い所じゃないか――田舎の漁師はすっかり騙されお金を巻き上げられる。そんな歌舞伎町でまたも炎が包む。ビルを焦がしていく。この連続放火はいったい誰が?

2020/07/10

一五

読みだしてから、表紙 火事の写真だと気付く😅 過去と今、歌舞伎町に蠢く者たち。皆、足掻いて 浮かび上がろうとしてる? 古いがタワーリングインフェルノ場面 恐ろし

2020/04/14

バジル

それほど驚く展開でもなかったけど、バブルの狂乱に端を発した因縁や火炎性愛といった設定は面白かったし、火災の迫真的な描写もよかった。残念ながら今一つ夢中になれなかったのは、人物設定がどこか浅かったからなのかなあ。。

2022/03/03

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