ゆりかごで眠れ (下) (中公文庫 か 74-2)
ゆりかごで眠れ (下) (中公文庫 か 74-2) / 感想・レビュー
🅼🆈½ ユニス™
上巻の凄まじい展開に比べて興奮度は★5つから★1つ以上は削られたような気がする。警察署を襲うシーンもそんな甘いものなのかと…。武田刑事にしろ最後にしろアッサリ過ぎちゃった感いっぱいだったなぁと個人的に思う?。養母ベロニカ曰く“人を恨んじゃいけない。自分の心の檻に入っちゃいけない。憎しみは檻だよ”と言う言葉は何故か沁みる。PS : 大人になったカーサが見たい。(ワイルドソウルは超えられず)
2018/09/16
ehirano1
う~~む、第三部の失速は否めないですね。しかし、第二部は食入りました。カーサとその周辺の人々の描写はほっこりさせられ、なんだか優しい気分になれました。
2017/02/13
Satomi
ワイルドソウルのケイと貴子の身悶えるようなラブストーリーと比べると、リキと妙子は静かで刹那的。互いの身分、正体を知りながら対峙するシーンはとても印象深い。妙子はカーサに何を施し、カーサはどう応えるのか。「愛は十倍に憎悪は百倍にして返せ」静寂の中に感じる迫力に圧倒される。とても面白かった。
2017/08/29
ehirano1
再読。「たぶんカーサはこのことに関して、わたしを恨みはしないにしろ、一生許さないだろう。年齢は関係ない。女とはそういうものだ(p210)」。コワイコワイ。垣根師匠、この言葉覚えておきます。
2017/04/08
キムチ
過去の話で展開する背景が緻密過ぎて、インパクト炸裂。現在に出てくる日本のキャラが薄っぺらく思えるほど。悪徳警官武田に象徴される「転げ落ちて行く男」の姿が痛い。義兄、ベロニカとの関係からカーサへの想い、そして妙子との関係で「愛は10倍に、憎悪は100倍にして返せ」のルールは健在。上と比して下の軽さが付きまとい、妙子とあっさり相思相愛になったり、カーサを託すなど~どうかなぁ。もっと妙子の掘り下げが欲しかった。ラストはあっけ無さ過ぎ。が、エンタテインメント感は抜群!私的には《ワイルド・ソウル》がやっぱ、最高。
2018/10/08
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