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瓦礫の矜持 (中公文庫 こ 50-1)

瓦礫の矜持 (中公文庫 こ 50-1)

瓦礫の矜持 (中公文庫 こ 50-1)

作家
五條瑛
出版社
中央公論新社
発売日
2009-06-01
ISBN
9784122051645
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瓦礫の矜持 (中公文庫 こ 50-1) / 感想・レビュー

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扉のこちら側

初読。2014年1106冊め。踏みにじられた犯罪被害者や加害者が警察組織への復讐を計画。五條瑛作品らしい群像劇だが、強く感情移入できるキャラがなく、駆け足に終わってしまった。引きが上手い作家で読ませてくれるが、着地が弱い傾向。舞台の仙水市は仙台が基になっている。

2014/12/01

Rin

警察に恨みを持つ人間。警察を落としいれるため、それぞれが役割を担っている。その一つひとつ、一人ひとりの物語も面白い。その作戦に関わってはいないけれど警察を憎む人間。そして警察サイドと物語が進むにつれて、それぞれが上手に繋がっていく。その繋がっていく過程も勢いがあり面白い。ただ、他の方の感想にもあるようにラストがあっけない。黒羽さんの考え方やそのプライドもかっかっこいい。立場による考えの相違、正義や正しいことを貫くには?というテーマも考えさせられるので、上下巻にしてもいいからもっと深く描いて欲しかった。

2015/03/16

ゆずこまめ

おもしろいけど、エピローグがめちゃくちゃ駆け足。あれだけでもっとちゃんと書いて欲しかった。もっと読みたいと思えるのは筆力のある証拠だし、もったいないですね。とりあえず、黒羽さんがカッコよくてたまらない。

2013/01/20

空崎紅茶美術館

やられたらやり返す。目には目を。黒羽も上倉も、主人公の神楽でさえも、自分の恨みを晴らそうと躍起になっていて、良く言えば熱く、悪く言えば空回り気味。正義とは「自分の行いを正しいとする思考」。復讐した結果、さらなる負の連鎖を生み出しただけで、結局何も変わらなかった。「ゲームは想像世界で楽しむもの」という元と、「ゲームでできたことは必ず現実でもできる」という大野の対比が印象に残りました。★★★☆☆

2010/06/16

たこやき

最後の最後まで、神楽と上倉たちが噛み合わないままに終わってしまったという印象。上倉の背後関係とかは早い段階で想像出来るものだし、最後の肩透かし感も大きい。テーマはともかくとしても、全体的に中途半端だと思う。

2009/11/12

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