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難解人間vs躁鬱人間 (中公文庫 は 59-2)

難解人間vs躁鬱人間 (中公文庫 は 59-2)

難解人間vs躁鬱人間 (中公文庫 は 59-2)

作家
埴谷雄高
北杜夫
出版社
中央公論新社
発売日
2009-08-01
ISBN
9784122051928
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難解人間vs躁鬱人間 (中公文庫 は 59-2) / 感想・レビュー

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miyu

躁状態時の北杜夫が異常にハイテンションなのは知ってはいたが、まさか「あの」埴谷雄高を黙らせるほどだったとは畏れ入った。しかも埴谷せんせー、結構楽しそう。私は完全に埴谷目当てでこの古臭い本を手に取ったわけだが、ほとんど北氏の独壇場であった。それでも躁・北氏に華を持たせて聞き役に徹しつつ所々で美味しいところを持って行くあたり、やっぱり埴谷様素敵だわとニマニマ。医者でもある北氏が博学なのは認めるが、埴谷せんせーも負けちゃいない。でもちょっと物足らなかったので、次はぜひ雄高をメインに据えた対談集を読みたいものだ。

2015/08/28

クリフトン

文人文士のお終いの書なのかも このような作家であることは現在では難しい みんな良い人常識人 世の中もそうあることを望んだのだろう 個性重視といいつつも…

2021/03/02

アレカヤシ

躁になった北さんが前回の対談と違って明晰に次々言葉が出てきて、埴谷さんも優しさをもったまま、遠慮なく饒舌になる。ものすごい知識、情報量。埴谷さんがこの世からいなくなって、その膨大な記憶は何処へいってしまったんだろうと、不思議な気持ちになる。もう亡くなって20年になるんだ。好きな言葉、(あなた、今いいことを言いました) (接して漏らさず) (勤勉な馬鹿ほどはた迷惑なことはない) (とにかく一人で思想的な努力をすることが必要だ) (楽しみの果ては哀しみです) (ソクラテスの言うことは特高の誘導尋問に似ている)

2017/02/02

工藤 杳

北→埴谷「うるさい!シャラップ。」など、躁病北の暴言が笑える。

2017/01/29

双海(ふたみ)

中学か高校のころに読みました。

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