陰陽 - 祓師・鬼龍光一 (中公文庫 こ 40-13 祓師・鬼龍光一)
陰陽 - 祓師・鬼龍光一 (中公文庫 こ 40-13 祓師・鬼龍光一) / 感想・レビュー
はつばあば
あっやっぱり読了済でした。だってオオモノの犯人ってその人じゃない?と直ぐにわかったのですから。まだ若かりし頃って性描写のある本を読んだなんて恥ずかしくて言えませんし書けもしません(^_^;)。陰と陽ってバランスボールみたいですね。どちらに傾いても転ぶんですから。警視庁少年課の富野輝彦、彼が祓師、鬼龍光一と奥州安倍氏安倍孝景と出会うことで警察モノと伝奇モノが交われた内容になったかと。そしてXmasuプレゼントのように富野にもご先祖様の力が(^^♪。
2023/05/30
みい坊
「憑物」をずいぶん前に読んでいます。その前の作品になるので、富野さんと祓師の二人が出会った経緯がわかりました。田端課長は、ここにも登場していて、しかも現実的ではない「亡者」の話を受け入れる度量もある人だったのですね。登場人物の描かれ方から物語の展開は予想出来ましたが、白と黒の陰陽師二人が好き。富野さんの覚醒はこれから有るのかななんて、今後が楽しみな展開です。久しぶりに二人の活躍が有りそうなので、積読本から読みました。これから最新の物語を図書館にお迎えに行ってきます。
2015/08/02
み
碓氷さんシリーズに登場した祓師さんの作品。オズヌといい、今作といい、碓氷さんシリーズを読まなきゃ手にしなかったでしょう。亡者にならぬよう過ごしましょ。
2022/10/29
くまんちゅ
警察小説と伝奇小説の合体ということで今野さんならではの作品といえるかもしれません。ほかの亡者と比べて、親玉の末路が悲惨というか取り返しのつかないものだったので、亡者になった経緯などを考えるとやるせない思いがしました
2019/09/25
空猫
「ハンチョウ(安積班)」や「隠蔽捜査」など硬派な警察小説が実写ドラマ化された作者だけれど,裏社会を生きる特殊部隊やスパイ,はたまた伝奇的な超常現象を扱った小説も多い。とりあえず共通するのは「カッコイイおじさん」たちが出てくることで,合理的・実務的な存在でも,魔術師やヤクザのような存在かは問題ではない。なお,この作品の珍しさは官能的な記述が多いこと。陰陽師・黒魔術系の作品にありがちな“淫靡な儀式が力の源”設定があるからなのだが,官能小説とはやや異なり,実際的な文体でストレートに描かれる。これはこれでエロい。
2017/02/07
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