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SRO (2) (中公文庫 と 26-10)

SRO (2) (中公文庫 と 26-10)

SRO (2) (中公文庫 と 26-10)

作家
富樫倫太郎
出版社
中央公論新社
発売日
2011-01-22
ISBN
9784122054271
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SRO (2) (中公文庫 と 26-10) / 感想・レビュー

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absinthe

今回も面白かった。第二巻は倒叙もの。第一巻では犯人視点の描写が後半に集中していた。今回は全面的で主人公より長い。犯人は私欲で動かない。義務感に駆られ他人に厳しく自分に厳しい。キリスト教の教義を自分なりに解釈した独自のルールを実行する。紋切り型の俗物と違う、頭が良く、知識もあり、独自の義務感と世界観を持つ犯人視点の描写が面白い。

2019/01/22

はつばあば

生と死の天秤に揺れる個の事情に死の天使が現れる?。会えるものなら私もお願いしたい。と思って読み始めたのですが、この人私の好みのタイプと違いました。大石さんの「殺人勤務医」もそうですが、あるお医者さんの本に「医者は患者7人殺して一人前になれる」と。生殺与奪権を握る医者の暴走にまたもやSROがイッチョカミ。ちょいと寒気のする内容ですが琥珀さんの最後はあれでよかったのだと思います。1作目の房子さんのような人が出たり入ったりじゃおちおちしてられませんもの。シリアルキラーなんて外国モノと思いきや殺人鬼なら日本にも。

2016/05/22

セウテス

「クリミナル・マインド」を思い浮かべる作品です。アメリカでは三百人位のシリアルキラーがいて、被害者は一万人以上いると考えられている。今回は「死の天使」と呼ばれるデス・ドクター型のシリアルキラーと思われた。倒叙型のストーリーで犯人は解っていて、どうやってSROが犯行を明らかにしていくのかを、サスペンス満載で描いています。ただこの犯人は、自分の行いが宗教上人を救う行為であると、信じて疑わない為に厄介な話に成ってしまった。こういった謎解きでは無い犯罪物は、正義対悪の構図がハッキリしている方が読みやすいと思う。

2015/08/24

GAKU

SROシリーズ2作目。栃木県の病院で相次ぐ重病患者の死。それは医師でシリアルキラーの仕業による安楽死だった。前作に続いてのSROメンバーのキャラも確立され、チームワークも良くなってきました。今回も事件自体は悲惨なのですが、毎度、毎度のメンバー同士の掛け合い、室長と部長のやり取り等笑える場面もあり、1作目同様気楽に面白く読ませていただきました。引き続き第3作目に行きたいと思います。

2016/05/21

タックン

図書館で借りた本。SROシリーズ2作目。1作目よりはSROのメンバーの経歴とかの前置きの説明がなかったので読みやすかったのか一気読みできた。しかし、シリアルキラー・ミステリーとしては1作目の方が怖いし面白かったかな。今回の話は設定に無理があったし10年もバレずにいれたのかな?って疑問に思ったな。相変わらず最後はなだれ込むように終わってたのは同じかな。SRO(広域捜査専任特別調査室)っていっても捜査権に限界があるのも同じだし。3作目読むかは未定だな。

2013/01/22

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