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廃墟のとき (中公文庫 あ 61-5)

廃墟のとき (中公文庫 あ 61-5)

廃墟のとき (中公文庫 あ 61-5)

作家
明野照葉
出版社
中央公論新社
発売日
2011-07-23
ISBN
9784122055070
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廃墟のとき (中公文庫 あ 61-5) / 感想・レビュー

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Kento Isikumada

夫と別れ、16年続けた仕事も辞めた。10ヶ月後に自殺をしようと決めた。自滅ショーの始まり始まり。

2014/08/27

寒上ぺそぎん

決行まで、十ヶ月。経過がどうこう、と言うよりは、当初の望み通りやり遂げる事ができるのか、にただひたすら興味が向いた話だった。まぁ、半分くらいは、家族ってイイモノー、世界ってスンバラシー、だからやっぱやーめたっ☆ で終わるんだろうなぁ、と思っていたけれども。まぁ結果としてはこちらの方になったわけだが、ポジポジ前向き思想の果てに選択したわけでは決してないので、とりあえず合格点の〆なのか。だがラスト近くの、アラワタシッテウツダッタノネーは減点。鬱ってたならあれほどの行動力はないんじゃなかろうか。

2012/06/17

八百

お膳立ては完璧だったのに…ふとしたきっかけからの家庭崩壊、離婚、退社、鬱を経て自身の消滅計画までの心理描写はお見事!。そして同じ境遇の「ゆるやかな自殺」を企てるパートナーとも巡り会い「消滅ゲーム」のカウントダウンが始まる。ところがだ、その期待を完膚なまでに打ち砕くちゃぶ台返し…色事師に溺れて情事のビデオで揺すられた挙げ句の殺人だと?なんでそっちに持ってくのかなぁ、ぶち壊しもいいとこですよ。18Rで言わしてもらえば「消滅ショー」が「白黒ショー」だった、金返せバカヤローなのである

2011/10/17

ねこまんま

人生に疲れ、廃人のようになってしまったのに、死ぬ日を決めたら急にやる気になっちゃって、このテンションの違い、なんとなくわかる! 前半の勢い、ええかっこしいの性格、美意識にいたるまで、あたしゃ結構共感できましたよ。 だけど後半がね~

2013/05/10

神秘人

離婚もして、仕事も辞めた40前の女性が、これまで貯めたお金をきれいに使いきって最後に死んじゃおうと決意して始まるモノガタリ。 興味深いシチュエーションだなぁ、と思ったのに、途中から変に脱線してっちゃうんだよな。非常に短絡的に。もったいない。

2020/03/10

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