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静子の日常 (中公文庫 い 115-1)

静子の日常 (中公文庫 い 115-1)

静子の日常 (中公文庫 い 115-1)

作家
井上荒野
出版社
中央公論新社
発売日
2012-06-23
ISBN
9784122056503
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静子の日常 (中公文庫 い 115-1) / 感想・レビュー

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しんごろ

75歳のおばあちゃんの日常の話!実際にイタズラ(意地悪)されたら腹立たしいが、自分がイタズラ(意地悪)されなくて良かったと、まずはそう思いましたね。静子なるばあちゃん、まあ、元気!元気!しかも好奇心旺盛!それでもって積極果敢なんですが、時に亡くなった主人を振り返ったり、ただの意地悪ばあさんではないんですよね(^^)孫娘も一目置くだけのことはあるわ(笑)息子、嫁さん、孫娘も含め家族仲良いことはいいことですね(^^)静子ばあちゃんだけでなく息子、嫁さん、孫娘の話も出てさっくりと読めほっこりします(^-^)

2016/11/06

おしゃべりメガネ

ほぼピッタリ10年ぶりの再読です。新聞に紹介されていて、またふと読みたくなり、手にとりました。主人公は75歳の至ってフツーのおばあちゃん。スイミングスクールにぼちぼち通い、のんびりと過ごしています。しかし、このおばあちゃん、孫娘からするととにかく'あなどれない'んです。息子のチャラついた浮気を見破り、孫娘の恋心も見抜くスーパーおばあちゃん。タイトル通り、そんなおばあちゃんの日常を淡々と綴っています。「静子」おばあちゃんが、とにかくチャーミングで魅力的すぎます。こんなおばあちゃんとお話してみたいですね。

2020/11/17

ちょろこ

憧れが止まらない、一冊。静子さんは75歳。年齢にとらわれない柔軟性、行動力。そしてしっかりとした自分の芯を持っている。その魅力にたちまち虜にされた。毎回ちょっとした問題に立ち向かう静子さん。その時々の心情、つぶやく言葉には何回もハッとさせられ、かつ、心にしっかりと刻みたくなるほどだった。それもこれもいろいろな経験をしたからこそ。もちろん幸せばかりじゃない、自分を押し殺していた日々があったからこそ…。読了後はやっぱり静子さんのような柔軟さ、行動力に憧れが止まらない。

2019/12/27

なゆ

再読。宇陀川静子、七十五歳。魅力的なおばあちゃんが出てくる小説は数あれど、私は静子さんがいっちばん好き。上品でキュートで好奇心旺盛で行動派で謎めいてて、でもわりと自然体で。とにかくお茶目なおばあちゃま。クサクサしている孫娘のるかには明るい青春を、そして危うかった息子夫婦にはハッピーを、素知らぬ顔で導いてしまうのだ。長年の秘かな想い人大五郎さんとの事も、きっちりと切ない。とても井上荒野さんが書いたとは思えないくらい(笑)、たおやかで凛として気持ちのいい静子さん。いつか私もこういうおばあちゃまになりたい♪

2016/09/10

じいじ

75歳、背丈は155㎝と小柄なれど、元気溌剌で行動力に長けたの静子さん。下戸の夫を見習って、50年間の禁酒を誓 います。その夫の通夜にともに頑張った夫を偲んで、一人酒する静子にグッときました。姑と一人っ子長男・嫁との「カケ引き」が絶妙で面白のも、見どころの一つです。静子の気風の良さに惚れました。遺された男と女…精神力の強さで、女性の勝ち!ですね。

2022/03/24

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