なぜノンフィクション作家はお化けが視えるのか (中公文庫 く 16-7)
なぜノンフィクション作家はお化けが視えるのか (中公文庫 く 16-7) / 感想・レビュー
なにょう
タイトルからアンソロジーかと思いきや。複数の作家の怪奇体験談集だと思いきや。工藤さんひとりの奇ッ怪な体験談集。私自身はなんかおる気配を感じることはあるが、はっきりとは見えない。工藤さん自身、霊感は無いというが、それらしき人が見える。お土産なんかもわざわざそれらしき物を買ってしまう。面白い。★『「ママ」と呼ぶ声が』良かった。人に害をなさない霊もいるそうで、共存できるなら共存してもいいんではないかっておっしゃる。そうかもね。★目に見えない世界ってあるんじゃないかなあ。
2018/05/13
barabara
先日読んだお化け本があまりに面白かったので、こちらも。あまりにあっけなくしょっちゅうお化けに会っているので、こちらも段々慣れてきますが…その中でも熱海のお化けには心臓が凍りました。流石の筆者も叫んでしまっただけの事はある強敵。結局何が言いたかったのか…ところで旦那さんも一緒に見てしまったとあるが、前作では旦那さんもは見えないという事だったが進化したのだろうか…後書きの岩井志麻子との対談は最高。評判がよいシリーズなのでまたお化け本第三弾が新刊で出るらしい…要チェック。
2015/05/21
つちのこ
著者のノンフィクションを興味深く読んできたが、こうしたジャンルの作品もあったことにまずは驚いた、まったく霊感の無い私にはどれも突拍子もない話に思えたが、霊と接触した不可思議なストーリーをこれだけ並べられると、もう信じるしかない。本人が気にしていなくとも、引き寄せてしまうという特異な体質(?)は、常人との違いか。著者のノンフィクション作品に潜む深い洞察力や切れ味は、その体質と関連がありそうな気もする。後半の岩井志麻子との熟女対談も面白かった。
2023/06/11
神城冥†
ノンフィクション作家の著者が生活していた中で実際に体験した不思議でじんわり怖い話をまとめた本。普通の人ならゾゾーッてする話でも、著者の性格からかなんかあっけらかんとしていて怖さが伝わらない。いや、体験自体は正に怖い話なんだけどなぁ…。
2015/09/13
ヒロくま
いつか読みたいなあと思っていた本に、思いがけず出会ったら、そりゃ買って読んでしまうよ。工藤さんのエッセイ風怖い話は、実際に体験された物だけに言葉の端々に生々しさを感じて、そこがゾクゾクと怖かった(三島の首)とかね?。志麻子先生との対談も、似た者同士のようで全然違う感じが面白かった。
2018/06/13
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