チャコズガーデン (中公文庫 あ 61-8)
チャコズガーデン (中公文庫 あ 61-8) / 感想・レビュー
らむり
明野照葉さんのわりにはどろどろしてないミステリー。分譲マンション住まいの方は必読かも。でも大きな見せ場なく、ツッコミどころの多いお話でした。
2013/04/17
Yun
渚は夫と別れ、慰謝料がわりに吉祥寺にあるマンション「チャコズガーデン」を手に入れ内緒で一人暮らしをしていた。その頃、マンション内で奇妙な事が頻繁に起こり住人同士で協力していかなければならなくなる。マンションと言うそれぞれが隔離されているはずの空間で住人同士が接する様になり、お互い見えなくてもいいものが見え、知られたくない事が知られる様になる。明野さん得意のイヤな感じは無く、只淡々とマンション内での生活が語られる。結果何が言いたかったのか解らず終わってしまった。
2016/08/21
margarita
明野さんの本3冊目くらい?最初の2冊で「もうこの作家のは読まないかな」と思ってたけど、タイトルが私のリアルニックネームが入ってる!思わず買って読んでしまったという(笑)。チャコズガーデンに住まう人々のトラブル、家庭の事情、謎…残念ながら、私にとっては大した吸引力もなく、最後まで読みはしたものの、あまり心動かされることはなかった。分譲マンションに住んでるが、うちのマンションの方が問題あるかも(笑)
2013/04/15
haru
どろどろ系を期待して(?)いたらあっさり裏切られた。マンション、隣人は何をする人や~と思ってたけど、お付き合いしてみたら、それぞれ事情もあって、でもまあ、どれもなるようになりますがな、よかったよかった、ってゆうお話でした。
2016/11/03
cithara
吉祥寺の瀟洒なマンションが舞台と知って、また表紙の写真も何やら期待させるものがあり、二日で読み終わってしまった。面白かったんだけど、対象とする人物が分散しすぎていてどことなく物足りない。主人公の渚、ケイトそれに謎のレディなど、もうちょっと掘り下げて欲しかった。マンションの住人総会に出席する渚の懊悩に共感。私もあれは憂鬱。世間と比べると、チャコズガーデンの住民たちの出席率はいいほうではないか? いっそうのプライバシーの保護が叫ばれている昨今、戸建ての家に住んでいても他の住人との接触は難しくなっている。
2014/12/17
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