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神威の矢(上) - 土方歳三 蝦夷討伐奇譚 (中公文庫 と 26-24)

神威の矢(上) - 土方歳三 蝦夷討伐奇譚 (中公文庫 と 26-24)

神威の矢(上) - 土方歳三 蝦夷討伐奇譚 (中公文庫 と 26-24)

作家
富樫倫太郎
出版社
中央公論新社
発売日
2013-08-23
ISBN
9784122058330
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神威の矢(上) - 土方歳三 蝦夷討伐奇譚 (中公文庫 と 26-24) / 感想・レビュー

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えみ

箱館戦争シリーズ第一弾は狡猾に国土拡大を狙うロシア相手に一歩も引かず国を守った男たちの誇り高き強さを感じ、第二弾は仇討ちを悲願とした姫が泡沫の時を淡い恋を胸に抱きながら最期まで戦い抜いた信念を見た。そして今回の第三弾。シリーズ完結作にして、まさかの方向性…スケールの違いを見せつけられた。まさかフリーメーソンや魔物・怪人、ドラゴンの復活、殺生石に閉じ込められた九尾の狐と陰陽師など、おおよその見当もつかない異端の箱館戦争を迎えている。前二作と同じ時系列だとは到底思えない壮大さ。アイヌと怪異と土方歳三…規格外。

2023/08/14

しーふぉ

今まで読んだ冨樫さんの本とは趣きが異なり伝奇小説です。土方歳三を読み終わり続いて読み始めたのに土方が出てこない。下巻どうなるのか⁈

2016/01/17

TheWho

前読の「土方歳三函館異聞シリーズ」の第1弾「函館売ります」から引き続き第2弾より先に第3弾の本著を勢いで購入した上下巻の作品。前作は、フロシアの領土野心に隠された蝦夷地租借の陰謀を描いたスパイ小説な様な展開だったが、今回は、日本にユダヤ王国建設を目論んだフリーメイソンのソロモン王ことサンジェルマン伯爵の陰謀を描く怪奇歴史物語。物語は仏国よりの幕府軍事顧問団に紛れ込んだサンジェルマン伯爵、玉藻前伝説の阿部泰成、蝦夷地のアイヌの悲哀、そして戊辰戦争の顛末が並行して展開していく。次巻が楽しみです。

2017/04/05

isry 2@積本消化中

3部作の最終章。物凄く壮大な話になり、伝記(怪奇)小説に近い感じかもしれない。アイヌ・フリーメイソン・陰陽師など。アイヌが和人による侵攻により、奴隷にようにこき使われている描写に、心が痛かった。そこまでする必要があるのか?アイヌ人が何もしていないのに。フリーメイソンが日本支配を画策し、人に化けて忍び寄ってくる。フリーメイソンの人達は現実味がなさ過ぎたが、不気味さが際立ってた。3方向からの描写をどのようにまとめるのか?土方さんの出番は、かなり少ないが後半に期待。

2014/10/31

よっしー

富樫さんの土方シリーズの3作目があるのを知らず、今更ながらに読みました!! 予想はしてたけど、相変わらず土方さんは出てこないなぁ。無茶苦茶な設定な上、アイヌの人への悪逆非道っぷりが複雑な気持ちになりつつ読みました。下巻でどう完結するのか気になります。個人的に、京の場面で沖田さんが出てきたのは嬉しかった!!

2015/03/19

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