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夜の一ぱい (中公文庫 た 28-17)

夜の一ぱい (中公文庫 た 28-17)

夜の一ぱい (中公文庫 た 28-17)

作家
田辺聖子
浦西 和彦
出版社
中央公論新社
発売日
2014-01-23
ISBN
9784122058903
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夜の一ぱい (中公文庫 た 28-17) / 感想・レビュー

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優希

お酒にまつわるエッセイでした。おせいさんの作品に出て来る食べ物も美味しそうだけれど、お酒も負けず劣らず美味しそう。ゆっくりと夜に傾ける杯と共に語られるお酒の好みや肴、お酒の上での出来事を豊かに描いていて、お酒を呑む楽しみが伝わってきます。お酒が呑めないのに呑みたくなります。

2016/05/10

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

田辺聖子さんのお酒に関するものだけを集めたエッセイ集。田辺聖子さんが書く小説に出てくるお料理の描写はものすごく美味しそうなのだけれど、お酒もそれに負けず劣らず美味しそう。しばらく禁酒中の身で読むのは、かなりつらい(笑)禁酒中じゃなかったら、すぐにでも日本酒買いに走ったはず。読友様の感想で知りました。

2016/03/16

TSUBASA

相棒ことダンナさんの付き合いで飲み始めたお酒。量は飲まないが田辺さんにとって欠かせなくなったお酒に関するエトセトラ。お酒のエッセイだからさくっと読めるかと思ったけど意外にノらなかった。70年代の酒飲みの話だからちと古臭さを感じてしまったのかもしれない。気のいいカモカのおっちゃんとの口さがないやりとりは好ましい。

2019/12/11

Shoji

おせいさんは、なかなかの左党のようで、串カツや焼き鳥をアテに伊丹の地酒をぬる燗で飲るのが大好きだったようだ。そんなおせいさんは、自他から「女のオッサン」と慕われ、縄のれんをくぐれば「一本つけて下さい」が挨拶であり、友との「差しつ差さされつ」をこよなく愛したようだ。また、上方贔屓なところもいい。関西弁が心地いい響きです。決してオツマミとは言わず、あくまでアテなのである。いいぞ、おせいさん!

2024/10/23

たまご

酒があって,気の利いたつまみがあって,気の置けない飲み友がいれば,それはなんとステキなことなんだろう.しみじみ思わせられるエッセイです.ちょとお若い時の,宴会での行状に対する苦言がおかしい.その苦言が嫌味でないのがまたすごい.お人柄なのかしら.芋タコなんきん,そういう意味だったんですね.脳内朝ドラのキャストでした…. あまり読んでこなかったんですが,勿体ないことをしてるですね.これから読んでいきます~

2017/05/02

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