空が割れる (中公文庫 ふ 24-4)
空が割れる (中公文庫 ふ 24-4) / 感想・レビュー
yamakujira
30代女性の恋愛模様をえがいた6編の短編集は、どれもタイトルに「空」が含まれている。不倫相手の子を孕む「逆上がりの空」、不倫が始まりそうな「鈴の響く空」、幼稚な恋人とぎくしゃくして不倫を考える「空が割れる」、不倫を肯定する男女は好きになれない。「小さくて不思議な空」と「画用紙の中の空」の女性は対照的な正確なのに、どちらも痛々しい。「サンタの空」は臆病な女性が新たな恋に踏みだすきれいな物語だけれど、これはこれで物足りない。2010年発刊なのに、どことなく古臭い違和感を覚えるのはなぜだろう。 (★★★☆☆)
2021/04/08
nappa
30代女性の恋愛短編集。「小さくて不思議な空」がよかった。20代のように恋に全力に って時代は終わり、、、終わったわけではないが、気恥ずかしさなのか、それが年をとったということなのか達観したような佇まいになってしまう女性たちをリアルに表現している。
2018/05/10
komati
個々人の恋愛模様、心の動きって多様で相対的なものだと思うし、色んな考え方があってしかるべきだと思うんだけど、ちょっと不倫を容認しすぎじゃないかなと感じてしまう。
2014/04/06
チェス
読みやすかった。まあ、良かったかなぁ。 図書館本。
2019/03/25
kintakun
短篇集で読みやすく、各々がほんわかして、後味がよかった。
2015/07/20
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