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あかりの湖畔 (中公文庫 あ 80-1)

あかりの湖畔 (中公文庫 あ 80-1)

あかりの湖畔 (中公文庫 あ 80-1)

作家
青山七恵
出版社
中央公論新社
発売日
2014-11-21
ISBN
9784122060357
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あかりの湖畔 (中公文庫 あ 80-1) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

ハードカバーで読んで以来、3年半ぶりに文庫での再読です。人里離れた静かな湖畔に佇む食事処を営む三姉妹の話です。母親は三姉妹が幼い頃に家を出ていき、物静かな父親と静かに暮らしています。特に何がという大きなコトは起きませんが、淡々とした静かな描写が、ココロにとてもよく染み渡ります。家のコトも仕事のコトも、何もかも抱えこんで苦悩する長女「灯子」の姿に惹き付けられます。自由奔放で容姿端麗な次女「悠」は実家を離れ、女優を目指し上京すると伝え、高校生の三女「花映」は何やら秘密が。三姉妹それぞれの生き方に感動します。

2020/01/19

らむり

最低な母親、最高の恋人。

2014/12/26

coco夏ko10角

三姉妹ものの中でもかなりよかったし、今まで読んだ著作の中でもすごく好き。それぞれの話が丁寧に描かれているし、感情や自然の描写がとてもいい。特に淳次の言葉がぎゅうぅっときた。

2017/03/31

KAN

ある大自然の中の湖畔近くの食堂というか喫茶店というか、三姉妹含む家族とその取り巻きの日常。家族全員が色々と思い悩み、ボタンを掛け違えたり、仲直りしたり、本音で話したりしながら進みます。この手の話し好きなんですよ。

2018/01/05

kaoriction@感想は気まぐれに

一番大事なことだから、大事な言葉だから、話せない、言えない。家族にだって秘密はある。いや、家族だからこそ抱えた秘密。姉妹だからこそ。親子だから、こそ。湖畔に暮らす三姉妹、突然現れた謎の青年、幼なじみ、姉妹と家族を捨てて出て行った母。それぞれの葛藤、生きる道標。湖畔の町のように静かな物語だ。だが、じわりと沁みいる。あったかもしれない人生じゃなくて、自分の人生を生きる ということ。一番大事なことは時間をかけてでもカタチにしよう。伝えよう。赦される時は来る。久しぶりの青山作品、今年のベスト5にはランクイン決定!

2020/04/30

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