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花見ぬひまの (中公文庫 も 26-3)

花見ぬひまの (中公文庫 も 26-3)

花見ぬひまの (中公文庫 も 26-3)

作家
諸田玲子
出版社
中央公論新社
発売日
2015-11-21
ISBN
9784122061903
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花見ぬひまの (中公文庫 も 26-3) / 感想・レビュー

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優希

グッとくる短編でした。幕末の動乱期の中、一途に誰かを愛する尼たちの切ない恋が愛おしく感じます。時代が時代でなければと思わずにはいられません。時代に翻弄されながら儚くも激しく咲いた恋の物語に酔いました。

2021/12/23

C-biscuit

図書館で借りる。高杉晋作の関連で読む。7篇の短編になっており、最初と最後の話に高杉晋作がでてくる。うまい構成である。基本的には尼さんが登場するという共通のくくりになっており、高杉晋作新作の回には望東尼がでてくる。辞世の句の下句を読んだということで聞いていたが、この話では、少々場面が違うように感じる。全編、女性からみた切なくもたくましい生き方が書かれている。ハッピーエンドもあり、様々ではなるが、尼さんが主人公でないのもおもしろい。そう、「おもしろきこともなき世をおもしろく、すみなしものは心なりけり」である。

2020/02/06

ウィズ

いつの時代も本当に強いのは、女性なんだなぁ‼

2015/12/14

yumimama60

尼になっても女を生きた人たち 時代のなかで自由にいきられなかった人が大勢いたが、一瞬でも矢印を立て一途な思いで歩んだことが大きな光となったのだろう。 今さまざまなことが可能な世になったが、心持ちが定まらないとただ時を過ごすのみか、今の自分にも問う。

2023/02/28

アイマール

高杉晋作を支えたおうの、二人を助けた望東尼。他

2020/06/07

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