展覧会いまだ準備中 (中公文庫 や 61-1)
展覧会いまだ準備中 (中公文庫 や 61-1) / 感想・レビュー
takaC
本編はあまり楽しくなかった印象が強かったのでおまけの短編に期待していたのに、、、ずっこけた…
2016/11/04
takaC
紙の本で読んでもモヤモヤなところはモヤモヤでした。出版社事情もあるんだろうか?
2017/07/31
hirune
地方の美術館・博物館を巡るのも楽しいかなぁ♪と思わせる。苦労して色々な企画展をしてるんですね。興味深い。やりたいことを仕事にしてもそれがゴールではない。苦労して挫折しそうになり落ち込んで、でも何としてもやらなきゃ願いは叶わない。応援したくなる、けど応援団で叩き込まれた 先輩には絶対服従って私には納得できない~(o_o)弾吉が器が大きくて私の度量が小さいってことかしら?あんなに好き勝手言われて、いいように扱われるのは耐えられないなぁ☆
2017/04/08
ユメ
主人公の弾吉は野猿美術館の学芸員。大学院で美術を専攻し、狭き門である学芸員のポストを射止めた弾吉は、好きなことを仕事にするという夢を叶えたようにも見える。しかし、彼の中には常に葛藤があった。「いまだ準備中」なのは弾吉自身だ。他の登場人物の多くも人生の岐路に差しかかり、どちらへ進むべきか決めあぐねている。大人になれば自分ひとりで決断するしかない。弾吉が何かにつけ披露させられる応援団時代のパフォーマンスが、まるで己を奮い立たせようとエールを送っているようでぐっときた。そのエールは、読者の胸にもしっかり届く。
2018/11/30
タルシル📖ヨムノスキー
ある美術館の学芸員今田弾吉を中心に同僚の学芸員とその周囲の人たちの物語。タイトルに〝準備中〟とあるように、最後まで読んでもすべてが準備中。どのエピソードもこれからというところで終わってしまうのはとても残念、もしかして最初から〝続編ありき〟の作品なのか?弾吉の性格が「他人から与えられたことはこなせても、自ら考えたことは実行できない」というところや、「仕事に真剣になればなるほど、頑張れば頑張るほど悪口や愚痴が出てくるってものなんだ」という言葉にはドキッとしたが、これまで読んだ作品と比べると多少薄味な印象。
2020/05/18
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