歴史時代小説名作アンソロジー - 刀剣 (中公文庫 す 28-1)
歴史時代小説名作アンソロジー - 刀剣 (中公文庫 す 28-1) / 感想・レビュー
ポレポレ
刀剣そのものだけでなく、刀工や剣豪を扱った作品も収録。隆慶一郎「氷柱折り」と宮部みゆき「騒ぐ刀」は所収先も読みたくなるほど気に入った。刀剣そのものにはあまり興味が無いかも? ★★★☆☆
2024/08/04
dynamonda
日本刀をテーマにしたアンソロジー時代小説集。あまり読まない時代小説だけれど興味持ってトライ。『心中むらくも村正』…奉行からある刀の目利きを依頼され向かうとそれは名刀・村正であった。徳川家に仇なす逸話が数々あり、持っているだけで謀反の疑いがかかる村正がなぜ出てきたのか調査に乗り出す。ミステリのような筋立てでとっつきづらさはなかった。村正の伝承、終わり方もゾッとするもので楽しめた。『竹俣』…上杉家が所有していた竹俣兼光という刀にまつわる短編。名を変え人の手を渡る竹俣を描く。この中の逸話の描写が素晴らしい。→
2021/09/30
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