法然と親鸞 (中公文庫 や 56-3)
法然と親鸞 (中公文庫 や 56-3) / 感想・レビュー
moonanddai
法然と親鸞の思想のアウトラインが見え始めてきたところで、時代背景を重ね合わせてみると、もう少し見えてくるものもあるし、依然として見えない部分も分かってきます。何故親鸞はあのように破戒あるいは半僧半俗といった生き方に、「あそこまで」こだわるというか固執し続けたのか…。そして考えなければいけないのが、「七箇条起請文」。諫められるということは、諫められるようなことが実際あったということ。そこに署名した親鸞の思いや如何。師弟関係というのが主なテーマの本ではあるが、そこに横たわる二人の思想をもっと知りたいものです。
2018/03/14
Ribes triste
歎異抄を読む前の予習のつもりで読みました。何しろ高校時代の日本史で頭の中が止まっていたので、改めて当時の仏教を知りました。人が生きていく上で宗教が必要とされていた時代でもあったのだと思います。
2016/05/30
黒い森会長
法然と親鸞についての本だが、「師と弟子」についての考察が裏テーマの本。個人的には、親鸞より法然が気にかかる。 「末法燈明記」という偽書?を知り、日本仏教の「特色」に納得する。
2017/04/24
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