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SROVII - ブラックナイト (中公文庫 と 26-37)

SROVII - ブラックナイト (中公文庫 と 26-37)

SROVII - ブラックナイト (中公文庫 と 26-37)

作家
富樫倫太郎
出版社
中央公論新社
発売日
2017-07-21
ISBN
9784122064256
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SROVII - ブラックナイト (中公文庫 と 26-37) / 感想・レビュー

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absinthe

これも一気読み。面白い。ここまで読んだ人はすでに気づいているはずだが奇数巻は房子、偶数巻は新しい殺人鬼。今回もだいたいそれに沿っているが、二つの話が同時進行で新しい殺人鬼も彩を添える豪華版。書きたいこと書くとネタバレになるのでこの辺で。1巻が1番好きだが同等以上のできばえと思う。今回は殺人初心者の逞しい?成長ぶりが描かれる。心理描写が面白く、お、これならとabsintheもちょっと殺ってみようかと思わせるほど。

2019/01/29

おしゃべりメガネ

シリーズ第7弾ですが、相変わらず'勢い'は止まりません。本シリーズはどれもボリュームが厚めで、本作も500頁超なのですが、予想どおり?まんまと引き込まれ、アッという間に読了でした。本作は虐待や居所不明児童をテーマにしながらも'キラークイーン'「近藤房子」もしっかり登場させており、シリーズをとおして読んでる方には期待を裏切らない展開となっています。当然?完結ではないので、続きがあるとは思いますが、今後も楽しみなシリーズです。でもやっぱり虐待テーマで子供が主役になると読んでいて、切なくなってしまいますね。

2018/11/02

のり

拘置所の病棟に入院しているシリアルキラーの近藤房子。担当の看護師の不満を解消すべく、操り殺人鬼へと導く。そんな中SRO(警視庁広域捜査専任特別調査室)の面々は、未成年者絡みの連続殺人事件を追う。彼等の過去には児童虐待、ネグレクトの傷を抱える。その内容はあまりにも痛ましい。SROのメンバーも複雑な事情が絡み、解体の危機に向かうのか?

2018/09/22

KAZOO

久しぶりのSROモノですが、従来の主人公たちの活躍は今回はあまりなかったようです。犯罪者が中心となっていて子どもを使った手口での話が大分を占め、振り込め詐欺などもそうなのですがやはり時代の風潮をかなり反映しているのでしょうか。また凶悪犯罪者が脱獄してしまって今後はそこらへんが中心となっていくのでしょう。

2017/08/02

セウテス

【SROシリーズ】第7弾。無国籍の児童問題、昔は密入国者などであったのが、今や日本人の普通の人がルールを守らない為に、子供たちが被害にあっているという。親の身勝手から、生きる為に犯罪に身を置く児童問題と、老人の在宅介護の限界から起こる家庭内犯罪を、対比の様に展開する物語。刑務所の病棟にいる近藤房子が、どの様に人を懐柔していくのか、どの様に犯罪に絡んでいくのか。ただ生き抜く為に殺人者になる児童たちは、国や社会の有り様で失くす事が可能だろう。何とも辛い読書であったが、0係の寺田の話などの絡みはほっこりする。

2021/06/21

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