少女コレクション序説 (中公文庫 し 9-9)
少女コレクション序説 (中公文庫 し 9-9) / 感想・レビュー
阿部義彦
過去に出てたのを著者没後30周年を機に改版したもの。後書きにあたる、巻末エッセイ(朝吹真理子)がそれに当たるのかなあ?私もこの機会に遅ればせながら澁澤龍彦さんに親しもうと思っています。この本では、三島由紀夫さんとの交流にも触れられています。澁澤龍彦さんの影響は今では漫画の世界に色濃く現れてますね。古屋兎丸さんの「アマネ+ギムナジウム」(球体関節人形)とり・みき&ヤマザキマリの「プリニウス」(博物誌)など、ゴスロリ等にも親和性が高くここまで影響を持ち続けているのは、上品な文体による所が大きいのではないか?
2017/08/22
志波昌明
相変わらず澁澤龍彦の博覧強記ぶりに舌を巻く。知らないエピソードや書籍が次々に引用され、ヨーロッパだけではなく、日本の古典も出てくる。最後のマンドラゴラについての考察は圧巻だった。作者に連れられ、迷路に迷い混んだ感じ。知的好奇心を刺激される。
2017/09/27
乃木ひかり
三島由紀夫との会話がたまらない。自分にとっては知識の洪水のようでなかなか前へ進めなかった。セーラー服と猥褻。
2018/05/11
コウみん
美しいほど欲しくなる。最近、ロリコンなど児童を狙った犯罪が話題になっているが、天国にいる澁澤さんがこの状況を見るとどんな思いをするかと思った。 でも、後ろのページにはファンタジー的な内容が出てちょっと面白かった。
2018/02/09
Kindman
やっぱりこの人はすごい!
2019/05/13
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