2030年の旅 (中公文庫 ほ 20-1)
2030年の旅 (中公文庫 ほ 20-1) / 感想・レビュー
mae.dat
近未来8話短篇アンソロジー。恩田さんの『逍遥』よ、読んだ事ある。家の本探したら新潮社の『歩道橋シネマ』に収録されていた。2030年なんて答え合わせ出来ちゃうよ。等と思いつつ、山内さんの『五十歳』は現在と地続きな感じが良いね。特に若い人達にとって幸福な未来であって欲しいけど、少子高齢化と経済が先細る社会が妙なリアル感浮き上がらせます。喜多さんの『革命のメソッド―2030年のMr.キュリー』はスピンオフ的作品かなぁ。シリーズの存在は目にしていたが、敢えてスルーしていました。けど機会を作って読んでみようかしら。
2024/05/02
mocha
2030年、ちょっと先の未来。そこまではいかないだろうと思うものが多かったけど、AIなど知らないだけで既に随分進んでいるのかもしれない。方向性としては『里帰りはUFOで』のような発展の仕方だといいな。一番驚いたのは宗田理さんが御年89歳だと言うこと。アンソロジーなのに解説がなかったのが残念だ。12年後に再読してどれだけ言い当ててるのか確認してみたい。
2018/02/08
みかん🍊
年代の違う作家さんたちが描く2030年、どれも面白かった、2編ほど訳分からん思ったのがあったが、恩田さんは気付かずに読んでたが『消滅』の人々だと後で知った、、小路さんはこんな田舎の町がこんな風になったらいいなと思わせられる未来だった、東京オリンピックから0年後更に便利なアイテムが出来、文化的な生活が送れるのか、今でも子供の頃には星新一のSFでしかなかった物が当たり前になってきている、2030年は明るい未来になっているといいな、間違っても戦争でなにもかも無くなっているような事にはなって欲しくないもんだ。
2017/11/09
おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…
75/100点 ジャンルの異なる豪華作家陣が紡ぐ、日常を忘れる2030年の旅をあなたに、というテーマの8話のアンソロジー。何か中途半端で自分には合わず、もうひとつの一冊でした。中でまだ面白かったのは、恩田陸さんの「逍遙」と山内マリコさんの「五十歳」ぐらいでした。小路さんの「里帰りはUFOで」が、『ストレンジャー・イン・パラダイス』の"晴太多"が舞台なのにビックリ。こんなところで続きが読めるとは...しかし短編なので物足りず面白くなく、ちゃんと長編で続きを書いて欲しいです。
2017/12/03
いたろう
2030年を舞台にした8編のアンソロジー。(近未来が舞台というだけで、明確に何年と書かれていない作品も。)恩田陸さんの「逍遙」は、どこかで読んだ作品と思ったら、このアンソロジーの後に出た恩田さんの短編集「歩道橋シネマ」に入っている短編だった。その他、2030年もしくは近未来が舞台ということで、大体がSFだったり、現在(この本が出たのは2017年)ない技術が描かれている作品だが、山内マリコさんの「五十歳」は、山内さんがSF?と思ったら、2030年の社会を空想しているものの、特にSF作品という訳ではなかった。
2022/11/22
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