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武揚伝 - 決定版(上) (中公文庫 さ 45-11)

武揚伝 - 決定版(上) (中公文庫 さ 45-11)

武揚伝 - 決定版(上) (中公文庫 さ 45-11)

作家
佐々木譲
出版社
中央公論新社
発売日
2017-11-22
ISBN
9784122064881
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武揚伝 - 決定版(上) (中公文庫 さ 45-11) / 感想・レビュー

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てつ

そう、こういう幕末ものが読みたかった。薩長か幕府かではなく、一人の視点をぶれずに描ききったもの。続きが楽しみ。

2018/01/08

如水

ぶようでんと読む。誰の事?榎本武揚が主人公。久しぶりの歴史超大作(上巻で500P。同P数が中下と…)。時は幕末初期。混乱期に於いて武揚は…留学中なので無風状態😅何なら幕末の恩恵を受けた、と言っても良い位。但し歴史を知ってる側としたら【この時は】が注釈に入りますが。武揚にしても幕府とは『身分制と形式主義、非合理と前例踏襲主義』と解釈しており、何だかな~と思いつつ(技士官として)留学した様子。その体制を見限ったのが勝海舟…と言う書き方。実はこの「何だかな~」と思ってた事が大きなターニングポイントとなる!予感

2021/07/04

rokubrain

彼の幼少からの人生をみれば分かるが、自分にとって必要な学問は明日の日本にとって役立つべきものであり、 常に学ぶべき対象は、自ら考え、探し、時間を惜しむように、その世界に飛び込んでいる。 昌平坂を出た後は、英龍塾、英敏塾で蘭学を学び、その間、後の函館奉行の堀利煕の従者として蝦夷地・樺太巡視にも随行している。 実学と実践の人といえるだろう。さらに長崎の海軍伝習所、オランダ留学へと自らの道を切り拓いていく。

2024/08/16

リュウジ

★4榎本武揚。自分の頭の歴史年表で彼の名が現れるのは江戸無血開城~蝦夷共和国。この小説はもっと以前、彼の幼少から始まる。描かれるのは攘夷だ尊王だと刀を振り回し、藩同士の思惑渦巻く政治小説とは違う、近代日本立国の維新物語。「自分たちは間に合うのだろうか(P205)」と焦りながらも欧州留学。テクノロジーという「実」だけなく、国や法のあり方など多様な知識と応用を身につけ帰国するまでが上巻。昨年の渋沢栄一の大河ドラマに近い。聞いてはいたが勝海舟のことはボロクソ。確かに彼の行動を拾い上げると口だけ達者な政治屋だわ。

2022/02/02

ふじもん

初佐々木譲さんでした。佐々木譲さんの歴史小説も非常に読みやすく、当たりでした。榎本武揚について外国被れのカッコつけのイメージでしたが不勉強だったようです。中巻下巻楽しみです。

2019/07/04

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