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武揚伝 - 決定版(中) (中公文庫 さ 45-12)

武揚伝 - 決定版(中) (中公文庫 さ 45-12)

武揚伝 - 決定版(中) (中公文庫 さ 45-12)

作家
佐々木譲
出版社
中央公論新社
発売日
2017-11-22
ISBN
9784122064898
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武揚伝 - 決定版(中) (中公文庫 さ 45-12) / 感想・レビュー

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てつ

戊辰戦争真っ只中、物語は佳境へ。

2018/01/12

如水

本巻は武揚が開陽丸を操り帰国~戊辰戦争の舞台が東北へ…と言う所。一番の盛り上がりは徳川幕府終了過程。幕臣側から見た…と言う感じで『何故鳥羽伏見から上野戦争迄負け続けたか?』が主観的に見れます。特に勝海舟が理想とした『国家』が在らぬ方向へ行く様はまさに『策士、策に溺れる』『大ブーメラン』『おまいう?』状態🤣【結社の自由と直接デモクラシーを否定し、国民の移動を禁じ、信仰の自由さえ認めぬという、旧体制と変わらぬ国家】だった慶応~明治初期(雄藩の寡頭独裁政治)。共和制の道はまだ遠く…さて義理堅い武揚どうする?

2021/07/30

rokubrain

オランダ留学から帰国すると、日本は”攘夷 対 開国”から次の国家政体のありようを巡って”薩長 対 幕府”という構図に変わっていた。対立する薩長と幕府の二つの勢力を軸に朝廷やイギリス、フランスの外国勢力を巻き込み、それぞれの思惑を抱きながら新生日本の姿を模索している。時代が何らかの新しい政体に向かって激しく胎動している。この巻では、幕府側からの視点がより描かれていたことで自分自身、勉強になった。武揚一流の 物事を身分ではなく衆議で決めていく姿勢は、欧州各国を見聞した経験が生きている。

2024/08/25

リュウジ

★4この巻は大政奉還、江戸無血開城、彰義隊敗戦まで。読んでいてずっとストレス。何事も煮え切らず敵前逃亡までしでかした大将の慶喜と権棒術数を弄し偽勅まで出した岩倉具視、策に溺れ結局は訳のわからん勝のせいだ。幕府が勝つチャンスは何度もあった。大義はない薩長なのに下手を打ってズルズルと正当化された。そして徳川武士の最後の意地を示す戦いに挑むのではなく、蝦夷を失業幕臣たちの生活の場にしようと考え始めた武揚、いうのが佐々木譲の解釈。事実はどうだったのか?同じ出来事を他の作家はどう描いたのか。そんなことが気になった。

2022/02/06

ゴルフ72

まさに歴史が動く、幕府艦隊 開陽丸をバックに武揚の目を通して歴史上の人物が非常に興味深く描かれていく。勝海舟が西郷隆盛が江戸城無血開城がそしていよいよ・・・箱館へ・・・

2018/01/20

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