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のりものづくし (中公文庫 い 3-11)

のりものづくし (中公文庫 い 3-11)

のりものづくし (中公文庫 い 3-11)

作家
池澤夏樹
出版社
中央公論新社
発売日
2018-01-23
ISBN
9784122065185
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のりものづくし (中公文庫 い 3-11) / 感想・レビュー

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KAZOO

池澤さんにはかなり紀行文などの本が多いのでいろいろな乗り物で移動しているのでしょう。この本では乗り物に焦点を当てておられています。あらゆる乗り物の話が出てきています。車はもとより鉄道、バス、船、飛行機、エレベータ、熱気球、馬、カヤックなどです。まあ様々な乗り物を試しておらられるのですね。

2018/04/21

chantal(シャンタール)

旅を愛する夏樹さんが世界中のいろんな場所で乗ったいろんな乗り物。羨ましいなあと思ったり、いやいや私は結構と思ったり。ほんのちょっと前まで、移動するには歩くしかなかっのに、まあせいぜい輿とか馬とかロバとか?くらいだったのが、どんどん色んな乗り物が発明されて人類の行動範囲が飛躍的に広がって、今や宇宙にまで行けちゃうんだもんね、なんか、すごいなと改めて思う。南極への旅行記が楽しかった。南極のお話も読まなきゃ。私もまた何か乗り物に乗って、どこか遠くへ行きたいなあ。

2023/06/11

penguin-blue

いわゆる「オタク」ではないけれど、旅行に行って乗り物に乗るとテンションが上がる。特に電車と船は好き。 でも、全体の行程やら、面倒やらを考えて乗ることを諦めてしまいがちな私など乗り物への情熱と、実行力は筆者に遠く及ばない。夢見ていた乗り物を描く際に、車窓からの景色やその乗り物の到達点を描くのではなく、ただそれに乗っていることへの描写でこちらにも伝わってくる高揚感はその乗り物が書き手にとって交通「手段」ではなく、目的そのものであることを伝えてくれる。最後の南極クルーズはいつか機会があったらぜひ体験してみたい。

2018/06/03

Shoji

池澤夏樹さんって色々な所に住んだ経験があって、色々な所に旅をなさった経験があるようです。海外にも住み、沖縄にも住み、北海道にも住まれたそうだ。旅は果ては南極までも。いろんな地で乗った乗り物についてライトな切り口で綴っています。隙間時間にツマミ食いでもするように読んでちょうどいい感じの一冊です。

2021/06/05

piro

旅好きの池澤さんの著作だけに、面白くない訳がない「のりもの」に関するエッセイ集。列車や飛行機といった一般的なものから、馬や熱気球、パラグライダーまで様々な乗り物に関するエピソードに心惹かれます。私も大の乗り物好きなのでワクワク感を共有できた気がします。今乗りたいのは国際線の飛行機と夜行列車かな。日本では今はほとんど無くなってしまった夜行列車の思い出が蘇って来ました。そして「南極半島周航記」が何とも羨ましい。いつか行ってみたいけど、南米大陸との間にあるドレーク海峡はとんでもなく荒れるらしい。

2023/07/05

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