スマイリング! - 岩熊自転車 関口俊太 (中公文庫 と 34-1)
スマイリング! - 岩熊自転車 関口俊太 (中公文庫 と 34-1) / 感想・レビュー
三代目 びあだいまおう
いいなぁ!こういうの大好き!父親が女作って失踪、母親は水商売で溺れる。唯一の相棒であるママチャリのパンクを直す金さえない中学生俊太。地域で開催された自転車ロードレースの魅力に感化された俊太達だが、仲間が高価なロードバイクを手に入れドンドン速くなり、孤独に!そんな時オンボロ自転車屋店主との出逢いが全てを変えた!楽しい話題を失ったコロナ禍の今、ライトでドストレートな感動スポ根ストーリーに浸るのもいい!我が中学時代『闘魂』の刺繍が入ったハチマキ締めて走った駅伝を思い出しました!あの頃があって今があります‼️🙇
2020/07/25
ナミのママ
恵まれない家庭の少年が優しい人に助けられてツール・ド・レースに出るという王道なストーリー。わかっているのに夢中で一気読みしてしまいました。「そんなことあるわけないのに」という、小説ならではの展開が楽しいんですよね。こういう作品って、ごちゃごちゃ言わずに楽しく読めばいいんだと思います。続編が出るようなので気になります。
2018/05/20
どぶねずみ
ロードレースの基礎知識は他の小説や雑誌で得ているが、この小説は更に細かい知識をプロが中学生に教えているところがよい。特にメカニックの技術については、他で触れる機会も少ないので、深い知識を求めるには最適。これが小説の中に織り込まれているのだから、面白いし、興味ある中学生の教わって実践するところは、まさに好きこそも物の上手なれだ。コーチと選手がお互いに辛い生い立ちから救ってくれる相手を見つけて夢を叶える、とっても素敵な青春小説だった。
2019/10/25
ユメ
かつてツール・ド・フランスにメカニックとして参戦していた自転車の親父岩熊が、ロードバイクに憧れる少年俊太のママチャリを魔改造する過程が面白い。また、それぞれ孤独に慣れきって人生を諦めていた二人が、ロードレースという同じ夢を持つ相手と出会ったことでファイティングスピリットを取り戻していくのに胸が熱くなった。愛情の枯渇した家庭環境によって何もかも諦めねばならなかった俊太のこれまでの人生を思うと心苦しいが、自分の努力ひとつでどんどん速くなれる彼の出会った新たな世界は、まさに「Smiling road」だろう。
2018/06/19
🐷 こ ぶ 🐖
スピードと熱量のあるストーリーで、痺れた。読み終えるまでが相当速かった。続きも買おうと思う。俊太のその後が知りたい。
2018/06/16
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