マインド (中公文庫 こ 40-33 警視庁捜査一課・碓氷弘一 6)
マインド (中公文庫 こ 40-33 警視庁捜査一課・碓氷弘一 6) / 感想・レビュー
KAZOO
文庫本でのこのシリーズ最新作です。主人公刑事もやっと本来的な活動を行っているようです。何作か前に登場した女性の心理調査官も再登場します。都内で同時刻に起きた2件の自殺事件と殺人事件、また3件の事件も起きます。何も関連がないように感じられるのですが、この本の表題がうまく関連しているようです。主人公の家族も最後には書かれています。刑事ものはあまり家庭に恵まれていない作品が多いのですがこれは若干異なる展開です。
2019/04/04
のり
碓氷シリーズ第6弾。5月6日・午後11時に殺人事件が2件・自殺が2件・強姦未遂が2件・盗撮が1件が起きた。多種の出来事は偶然とは思えない。7件の共通点を探す碓氷達。そこに再び心理調査官の「藤森紗英」が助っ人に。二度目のコンビを組んだ二人。心理学のプロ同士の駆け引きの応酬が面白い。この事件で碓氷の家族への想いが伝わった事に関しては良い機会だった。
2019/10/21
ゆのん
碓氷弘一シリーズ6作目。やっと文庫落ち!久しぶりに碓氷刑事と再会。嬉しい事に『エチュード』の紗英再登場。同日同時刻に二件の殺人、二件の自殺、三件の性犯罪が起こる。偶然とは考えられない一課長の命により碓氷達は特命班として捜査を開始。心理学に興味大なので面白くあっという間に読了。相変わらずの碓氷に大きく成長した紗英に再会出来楽しくてしようがない。7作目がある事を期待する。
2018/05/27
keiトモニ
碓氷の妻の“追い焚きしてね”…に、碓氷は“ボタンを押すだけの事だが言われたら腹が立った…我慢すれば済む、夫婦仲は悪くないが…喧嘩するほど仲がいい、あれは何でも言い合える間柄だから”☚いやそうでもない。喧嘩するほど仲は悪くなる。まあしたくもないけどね…。持田臨床心理士“ごみがついていますよ、ほら髪の毛に。その手が伸び額に触れる。瞬間首筋にがくんとショックを感じたような…”これで後催眠にかかったのか?ってもね、ほんとかよ。メンタルクリニック院長水沢瞳、上から目線で元官僚の榊原英資や前川喜平と同じと思ったが…?
2018/09/17
tengen
警部補・碓氷弘一シリーズ6。都内で二件の自殺と二件の殺人が起こり、発生時刻は全て同日23時であった。関連を調べるよう田端課長から第5係に指示がでた。そこに(エチュードで登場した)心理調査官・藤森紗英が捜査協力にやって来る。他にも同日同時刻に強姦未遂などが発生していたという。被疑者ら全てが犯行時の記憶を失っていて、全員がアクア・メンタルクリニックに通院していたことが判明する。水沢院長と持田・津本二人の理事が運営する心療内科。ここで犯罪が仕掛けられたのか?捜査が進みクリニック三人の奇妙な関係が浮かび上がる。
2024/07/19
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