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ストレンジャー・イン・パラダイス (中公文庫 し 53-1)

ストレンジャー・イン・パラダイス (中公文庫 し 53-1)

ストレンジャー・イン・パラダイス (中公文庫 し 53-1)

作家
小路幸也
出版社
中央公論新社
発売日
2019-03-20
ISBN
9784122067097
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ストレンジャー・イン・パラダイス (中公文庫 し 53-1) / 感想・レビュー

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しんごろ

限界集落の晴太多(はれただ)の町を再生する話。町の再生はもちろん、悩みを持った人、心に何らかの傷のある人も再生され、温かい気持ちになるね。移住してくる人達を受け入れてくれた晴太多の人々が寛大でいい人達だから、町の再生も上手くいくだろうな。とにかく、晴太多に古くから住んでる人の人柄が最高で、この人柄が晴太多の最大の財産かもしれない。少年時代、誰もが憧れる秘密基地。そんな秘密基地みたいな町だ。こんな町なら住んでみたいなと思う。

2020/07/25

相田うえお

★☆☆☆☆19043 限界集落再生のために移住者募集!な〜んていう話。目線を登場人物毎に切り替えながら進行していくんですが、メインとなるストーリーの流れが時系列的に掴みにくく、起承転結もあっさり控えめと感じました。他の類似モチーフ作品からみるとテーマの表面を薄っすらと撫ぜていった雰囲気がしてしまうのと、現実的に成功するとは思えない案が夢物語の様で、当方は残念ながら不完全燃焼を起こしてしまった様です。それはそれとして、こんな風にうまくいくのであれば、ごちゃごちゃした所からはおさらばして移住もいいかなぁ〜。

2019/05/12

ぷう蔵

自然をウリに地域おこし、移住定住って現実にはかなりハードルは高い。観光も同じ。日本には自然豊かで綺麗な田舎なんて沢山ある。っていうか田舎はほぼほぼ自然豊かで綺麗なもんさ。何かニンジンをぶら下げないと人は集まって来ない。でもニンジンはきっかけ作りにはなる。きっかけから終の住処へ。第二の人生は田舎で…、なんて言う人もいるが都会暮らしに慣れた人には、正直、本当に不便ですよ。都会者と田舎者の融合も結構難しかったりね…。このハードルをどう下げるか…、どう飛び越える力を持たせるか…。双方にそれなりの覚悟は必要よね。

2019/05/31

布遊

小路さん2冊目。読みやすかった。過疎集落を再生させるプロジェクトって、難しそうだけれど面白そう。地元に帰ってきたあゆみや彩那中心にそのプロジェクトは進められていく。親子の確執・協力者それぞれの背景、問題はあるものの上手くいきそう。

2022/08/06

エドワード

阿形県賀条郡日田町晴太多。人口減少に悩む限界集落。故郷の再生に立ち上がる、東京帰りの土方あゆみと野宮綾那の奮闘、久しぶりの地域おこし物語だ。約束事は<若い人にはどんどん町に来てもらえ>。店も娯楽も何もない村に、ITベンチャー企業、ニートな男、革職人がやって来る。全ての家にタブレットが備えられ、日本全国どこにでもつながる。とんとん拍子に若者が移住し、子供も増えてハッピーエンド。狙いは確かに合っているな。しかし、若い人を阻む、地域の因習や掟や噂話の類が一切出てこないので、夢物語に終わっている気がするね…。

2024/02/23

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