風に吹かれてI-スタジオジブリへの道 (中公文庫 す 30-1)
風に吹かれてI-スタジオジブリへの道 (中公文庫 す 30-1) / 感想・レビュー
佐島楓
70年代の雑誌メディアは、どれだけ自由だったのかという驚きと、鈴木さんと宮崎監督の出会いが好印象とは程遠いものだったというまたまた驚き。それに食い下がる鈴木さんの意地と、結果としての揺るぎなき信頼関係。Ⅱへ。
2019/04/05
本の蟲
インタビュー形式で語られるスタジオジブリの立役者鈴木敏夫の半生記。生い立ちから学生生活。徳間書店への入社。宮崎駿・高畑勲との出会い。プロデューサーとして。ナウシカから風立ちぬまでのジブリ裏話。新しいジブリは始まるのか。鈴木Pがあけすけに語る、宮さん(宮崎)パクさん(高畑)の生態が大変愉快。特にPCを嫌う宮さんに対して、ジブリがPC導入のために打った手とその顛末は爆笑必死。新作はまだ観れていないが、公開に合わせた金ロージブリ祭で久しぶりにナウシカ・もののけ姫、そして初めてコクリコ坂を見る。
2023/07/26
モリータ
◆単行本2013年中央公論新社刊。文庫版は二巻組で2019年中公文庫刊。◆渋谷陽一(1951-)による鈴木敏夫(1948-)によるインタビュー。①鈴木とジブリの来歴(単行本版のための語り下ろし)と、②2008~2013年当時の個別の話題(『CUT』発表)を収録。文庫版第一巻(本書)は、①鈴木の幼少期から学生時代、徳間書店での雑誌編集業とアニメへの関係について(ジブリ作品では「火垂るの墓」「となりのトトロ」の頃までの話)と、②「崖の上のポニョ」「借りぐらしのアリエッティ」の制作・公開前後の話。
2023/11/15
やまねっと
仕事は要領だよ、と母親から言われたことはこの人の人生観に現れていると思うが、宮崎駿や高畑勲という巨人に対等に、それ以上の関係でやってこられたのはこのインタビューを読んで鈴木敏夫という人が鈴木敏夫であれたことの象徴の1つであると思う。 プロデューサー、社長、編集者、一人の人間としていくつもの面を使い分けながら生きてきたことに凄みを感じつつ読んだ。 ただ、徳間書店に入るまでの話はとても読んでて退屈した。やはり宮崎・高畑にあってからが断然面白くなる。 人生を変える出会い。僕にもこの先あるのか? 続刊も読みたい。
2019/07/14
matsu
ジブリのプロデューサーの鈴木敏夫氏のインタビュー。宮崎駿、高畑勲の良くも悪くも異常さが分かる。自分は絶対一緒に仕事したくない 笑
2019/04/21
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