炎冠-警視庁捜査一課七係・吉崎詩織 (中公文庫 と 36-1)
炎冠-警視庁捜査一課七係・吉崎詩織 (中公文庫 と 36-1) / 感想・レビュー
★Masako★
★★★★ 戸南さん初読み♪オリンピック前年の2019年…渋谷ハチ公前で女性が突然爆死した。頭部にはヘッドバンド型の爆弾が付けられ、時間内に指定されたコースを走り切らないと爆破するように設定されていたのだ。犯人からの犯行予告と第二、第三の爆殺事件。犯人がラストのランナーに指名したのは、オリンピックマラソン候補の樋口舞子だった…。事件を追うのは、元陸上選手の刑事・吉崎詩織と口の悪い先輩刑事・堀田。爆死のシーンや犯人の過去の爆殺実験の様子は結構エグいが、文章が読みやすくスリルありサスペンスありでとても楽しめた♪
2020/06/10
タイ子
「木足の猿」以来の戸南さん。警察小説第1弾とのことだが、面白かった。東京オリンピックを控えてのマラソンレースと警察に挑戦する犯人の攻防を描いた作品。犯人は何者なのかは途中で推理できてたが…やられた!都内をマラソンしていた女性が公衆の中で突然爆死する。警察に届く犯人からの挑戦状。そして、事件は連続して起こる。犯人が少年時代を振り返る部分はエグ過ぎる。捜査をする一課の女性刑事吉崎とクセのあるベテラン刑事堀田のコンビも面白い。オリンピックのマラソンが札幌に変更になる前なので余計興味が涌く。一気読み、続編希望!
2020/05/10
JILLmama
制限時間までにゴール出来ないと爆破する! 間に合ってー‼︎ ドキドキハラハラ。スピード感あり、一気読みでした! まだ新人作家さんだと驚き。 女性刑事モノが好きな人オススメー!
2020/05/01
hiyu
タイムリミットサスペンスかな。この手の犯人に限って妙な無頓着というか綻びは自ずと出るような気はするものの、あの件はどうつながっていくのかなあ。ただ、続編も読みたい興味深いものであった。
2020/06/19
たぬき君
頭部に時限爆弾のランナーが時間内にゴールしなければ爆死するという設定に現実味が乏しいと感じつつも、サイコパスの犯人と刑事・吉崎詩織とのスリリングな展開に読む手が止まらずに一気読みで楽しめた。天敵刑事・堀田とのやり取りも味わい深い。初読みの作家さんですがシリーズ化してほしい作品です。
2020/03/14
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