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北条早雲5-疾風怒濤篇 (中公文庫 と 26-44)

北条早雲5-疾風怒濤篇 (中公文庫 と 26-44)

北条早雲5-疾風怒濤篇 (中公文庫 と 26-44)

作家
富樫倫太郎
出版社
中央公論新社
発売日
2020-06-24
ISBN
9784122069008
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北条早雲5-疾風怒濤篇 (中公文庫 と 26-44) / 感想・レビュー

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Wan-Nyans

★4.5後の世の北条早雲こと伊勢宗瑞を見事に描き切り、一層北条ファンになってしまった。第ニ巻『悪人覚醒編』のタイトル通り、彼は希代の悪人であった。本来、贅沢を尽くして遊行に耽るべき幕臣が読書に耽り、果ては飢えに苦しむ民衆に炊き出しを行う。やがて民衆を救いたいという一念で伊豆・相模を既存権力から奪い取り、本来年貢を毟り取って領民を苦しめるべき大名が年貢を法外に軽くして領民を餓えから救ってしまう。自分の死後も領民が安心して暮らせるよう、孫・氏康の代まで心を砕く。これ程の悪人がこの関東にいたことが嬉しい(^^)

2022/09/04

財布にジャック

だいぶ前に「早雲の軍配者」を先に読んでしまったので、最後に小太郎が登場して、びっくりしました!読む順番が逆のほうが良かったのかもと後悔もしました。でも、北条早雲の生涯を思う存分堪能させていただきました。

2021/09/30

Junichi Yamaguchi

『もう十分に長生きした』… シリーズ完結。 歴史に疎い僕は、ドラマを見ているかのように熱中して読んだ。 彼の目指す「悪人」は、彼の息子、孫が引き続き担っていくのだろう。。

2020/07/19

hrmt

山内と扇谷、両上杉軍の脅威を受けながらその内紛の機を見極め相模統一に向かう宗瑞。荒次郎と軍配者.獅子王院を亡き者にせんと、門都普はその命を投げ出す。難攻不落の城での籠城を探るために無謀な探索に命を落とす五平。血を吐きながら玉縄城を護った紀之介。多くの犠牲を払って成し遂げた伊豆相模統一。贅沢をせず、驕らず、人として当たり前のことを説いた宗瑞の死。「自分が生きることで他の誰かを救う」「皆が幸せに暮らせる国を作る」旧体制を覆した宗瑞の信念は、その後の北条氏へと受け継がれ『早雲の軍配者』『北条氏康』へと繋がる。

2020/09/29

佳乃

誰かの犠牲のために宗瑞の理想としたものがなっている。それは宗瑞はそれを心に刻む。その時代に誰も飢えることなく幸せな国を作るのはたやすいことではないのに、一貫としてそのことをしていくのは凄いことだ。皆に慕われ、最後の時も惜しまれてなくなる国主なのないだろう。ずっと先まで見越して孫のための軍配師まで・・・もっと先が気になる。宗瑞後の話もないかね。

2021/09/25

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