新装版 マンガ日本の歴史9-蒙古襲来と室町幕府の成立 (中公文庫 S 27-9)
新装版 マンガ日本の歴史9-蒙古襲来と室町幕府の成立 (中公文庫 S 27-9) / 感想・レビュー
よっしー
シリーズ9は蒙古襲来と室町幕府の成立まで。モンゴルから二度の襲来を受けるが、嵐に助けられ辛くも難を逃れる。しかしこの出来事が日本が窮地に陥ると神風が救ってくれるという信仰になり、神風特攻隊の悲劇を生んだというのは歴史の皮肉だ。室町幕府成立までの足利尊氏と後醍醐天皇の争いもマンガなので分かりやすく面白い。次巻は南北朝の動乱から。これから日本の歴史上最もファンの多い時代に突入していく。
2024/04/13
nagoyan
優。媒体は漫画ではあるかもしれないが、これはこれで、なかなか、歯ごたえがある。巻末の村井解説も。
2021/03/07
totuboy
元寇を巡る様々なドラマが描かれていて面白かった。鎌倉滅亡から室町幕府の成立って結構ドラマチックだと思うのだが、なかなか人気はない。巻末の解説にも「平家物語」と比べて「太平記」の視点の多様性が人気のなさにつながっていると書いてあったが、なるほど、と思った。この本はそのわかりにくいところをマンガという形で鮮やかに描いているところがよいと思う。
2021/03/27
yukinobu_nagae
元朝は、漢民族とは反対に「右」を「左」より上位とする観念が官制にまで適用され、しばしば紛議を読んだ。(P408)
2023/04/09
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