新装版 マンガ日本の歴史12-自立する戦国大名の台頭 (中公文庫 S 27-12)
新装版 マンガ日本の歴史12-自立する戦国大名の台頭 (中公文庫 S 27-12) / 感想・レビュー
totuboy
小中の教科書では、応仁の乱ののち、織田信長が登場するまでは、いわゆる「ヒーロー」的な存在がおらず、勉強していて子供たちもつまらなさを感じてしまうところである。本書の面白いのは、本願寺の動向と、戦国大名が台頭してきた過程を、各地の戦国大名に焦点を当て、具体的に描いているところだと思う。特に、朝倉氏のはなしでは、そもそも戦国大名とは何か、という点が描かれているのが面白い。徴税権と裁判を行う権利に目をつけていた朝倉氏の晴眼は素晴らしいと感じた。
2021/07/17
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