新装版 マンガ日本の歴史24-縄文時代の繁栄と終焉 (中公文庫 S 27-24)
新装版 マンガ日本の歴史24-縄文時代の繁栄と終焉 (中公文庫 S 27-24) / 感想・レビュー
tsubomi
2023.12.09-12.21:発掘された各地の遺跡から想像力を膨らませて描いたストーリー。髪型や服装は発掘された土偶などから考察されたと思いますが、物証がないもの、たとえば人と人との交流などがどうだったのか、何を信じ、何に価値を置いていたのか?といったコミュニケーションや精神性について描いているのは興味深いです。特に黒曜石やヤコウガイ、イノシシや栗の木など人気の品は東西南北の広域で交流があったことが判明しているのでこういうやりとりや地域間交流があったかもしれないなあと想像しながら読みました。
2023/12/21
totuboy
考古学の調査結果は断片的なもので、どうしてもそれを線としてつないで物語を作ろうとすると難しいものがある。学術的な調査結果を重視しつつ、ある程度ドラマを作っていくのは石ノ森さんの想像力と、構想力がなせる業。面白かったのは、縄文後期には血縁や地縁による階級が生まれており、それが、のちの歴史へと続いていくという終章の考察。どのように身分の違いが出てきたのか。それだ稲作の伝来以外にも考えられる要因は何かを提唱している点。
2023/01/04
陸
本屋さんで手に取って、つい購入。新装版でも中身自体は昔に描かれたものだろうけど、縄文の前期から晩期までの暮らしぶりが分かりやすかった。衣装と髪型の変化もあってくれるとうれしい。
2022/04/07
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