神を統べる者(二)-覚醒ニルヴァーナ篇 (中公文庫, あ93-2)
神を統べる者(二)-覚醒ニルヴァーナ篇 (中公文庫, あ93-2) / 感想・レビュー
TheWho
支那の陳国に渡った厩殿御子は、道教の導士の拉致され、仏教対道教の戦いとなるが、それを勝利に導き、一路インドの地に向かい仏教の聖地ナーランドに辿り着き出家をし、多大な仏教聖典を読み解き仏教の神髄に迫る。その後スジャータの誘惑に負け女犯の罪をお犯し果ては男娼に身を落とす。度重なる愛欲に身を委ねて、性欲を制御する事が悟りの境地と気付き御子は、ブッタとして覚醒する。一面納得出来るかとも一瞬主思ったが、微妙な性的描写には、戸惑う点も多々あった。中巻は、小乗と大乗両派の諍いで結ぶが、次巻の展開が楽しみです。
2023/04/27
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