パリのパサージュ-過ぎ去った夢の痕跡 (中公文庫 か 56-15)
パリのパサージュ-過ぎ去った夢の痕跡 (中公文庫 か 56-15) / 感想・レビュー
miaou_u
オルレアン公に遡るパリのパサージュ。ベンヤミンのパサージュ論の草稿の辿った運命も悲しい。冒頭のギャルリ・ヴェロ・ドダにジュモーなどが揃うアンティックドール店を構えていた『ロベール・カピア』には、元俳優の店主と顔馴染みであったカトリーヌ・ドヌーヴがふらっとやってきて店番をしていたこともあった、という素敵なエピソードをネットで知りました✩.*˚文学作品に描かれ、文化、世相、風俗模様を映し、移り変わり、化石のように現存するパサージュの夢と欲望に渦巻き翻弄された歴史。このコロナ禍を乗り切れることを、切に願います。
2021/05/29
you
「パサージュ」っていう響き自体が痺れる。ここに出てくるホテル名どっかで聞いたことがあると思ったら、ブラタモリでやってた。いつかは行ってみたいが、この体で行けるか?カフェでカフェオレでものんびり飲んでプラプラしてみたい。パサージュはセーヌ川左岸にしかないと書いてあるが、パリ以外はそもそもパサージュと呼ばないってこと?イタリアならガレリアとか。欧州ならいろんなところにパサージュらしきものはあると思うが。。。WEBでみれる写真がいい。フランス全般の知識に乏しいので、人名・地名・歴史までついていくのは厳しい。
2022/02/01
をとめ
電子
2022/06/20
ちえぞー
多分単行本の方も読んだ記憶があるのだが、自分の読書メーターに登録してないので、結構昔なのかなと思う。写真が少ないのでちょっと寂しいが、著者の語り口がやはり素敵。巻末のQRコードで未掲載の画像が公開されているらしいので、見てみようかと思う。
2021/06/20
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