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朝嵐 (中公文庫 や 67-2)

朝嵐 (中公文庫 や 67-2)

朝嵐 (中公文庫 や 67-2)

作家
矢野隆
出版社
中央公論新社
発売日
2021-09-22
ISBN
9784122071186
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朝嵐 (中公文庫 や 67-2) / 感想・レビュー

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YONDA

頼朝の叔父、鎮西八郎為朝。出自の卑しさを兄たちに罵られ馬鹿にされ、その悔しさを武士としての強さとして弓で表す。九州で暴れ、保元の乱で暴れ、強さこそ武士との信念に最後まで従う。大島での平穏な一時。迫り来る多数の敵を前にして、自ら果てる鎮西八郎為朝であった。

2023/08/21

イシカミハサミ

歴史の表舞台にはほとんど登場しないけれど、 伝説では逸話の多い源為朝の物語。 力による制圧は現代には合わないけれど、 最後の力による国内の争いだった明治時代がおわって150年。 とうとう「親ガチャ」という言葉まで生まれるくらいの閉そく感。 金銭面の強者は“賢しい”人間が多いから、 こういうまっすぐなごり押しは爽快感がある。 最期まで武士。

2021/11/22

多津子

鎮西八郎と呼ばれた源為朝。武士であることにこだわり、戦いに明け暮れた男の生涯。長兄に話を聞かない者は武士になれぬと言われてるのに、何故だ、弓ができないからか?出自のせいか!?となっている。そういう独りよがりな所がそこかしこにあふれ出て、どうにも魅力を感じられなかった。ただの戦闘狂にしか見えなかった。小説としては面白かった。

2022/06/25

hiyu

史実をもとにした源為朝の生涯。為朝が何故この生き様となったのか、非常に興味深かった。そして家季の立ち位置。その後はどうなったのだろうな。予想できなくはないが。

2022/03/18

jin

鎮西八郎こと源為朝を主人公とした小説。 己の出自から来る劣等感を払拭するために誰よりも強い武士を目指す為朝は豪快かつ直向きで潔く終わる結末であり、最初から最後まで退屈させない起伏の多い内容だった。琉球とも関わりがあったとは知らなかった。

2022/03/07

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