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愛なき世界(下) (中公文庫 み 51-3)

愛なき世界(下) (中公文庫 み 51-3)

愛なき世界(下) (中公文庫 み 51-3)

作家
三浦しをん
出版社
中央公論新社
発売日
2021-11-19
ISBN
9784122071445
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愛なき世界(下) (中公文庫 み 51-3) / 感想・レビュー

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さてさて

私達の『知りたい』という欲求を満たしてくれる舞台裏には、研究者の皆さんの地道な実験と研究の日々が隠されていることをこの作品によって知ることができました。この世にはまだまだ未知の事ごとも多く残されています。しかし、『知りたい』という好奇心が、『知りたい』という気持ちが、そして『知りたい』という情熱が人にある限り、いつの日かそんな事ごとが解き明かされる未来がきっと訪れるのだとこの作品を読んで確信しました。三浦しをんさんの”お仕事小説”の傑作がまた一つここに誕生した!そんな風に感じた人の情熱に溢れる作品でした。

2022/01/05

ひさか

読売新聞朝刊2016年10月12日〜2017年9月29日連載に加筆修正し2018年9月中央公論新社から刊行。2021年11月2分冊にして中公文庫化。藤丸くんが最後まで良い性格だったのが救い。楽しかった。ちと長すぎの感あり。

2022/02/23

kk

持てる情熱の全てを植物の研究に注ぐ女性院生と、彼女に畏敬と憧れを抱く見習いコックさん。研究者達に寄り添う著者の優しい視線。そんな二人と、研究者たちに寄り添う著者の優しい視線。感想はただ一言。藤丸くんに幸あれ。

2022/03/29

あきぽん

葉っぱの研究に一途に生きる植物学者・本村さんと、そんな彼女を一途に料理で支える料理人・藤丸くん。今は仕事の関係でしかないけど、これはもうこれ以上ないくらいお似合いですね!! タイトルとはうらはらに愛にあふれた作品世界。推し活を相手に見返りを求めない片思いとするならば、研究って推し活なんだ…なるほど。

2022/01/10

KAZOO

この本の題名だけ見るといかにも若い人向きの恋のはなしかと思ってしまうのですが、感想などを見ているうちに植物の話ということが分かりました。私も植物は好きで花や果樹などを育てていますが、理学的な話になると中学の時に勉強したきりわかりませんでした。この話は大学の研究室の人々の植物に対する研究姿勢を描いています。話としては私にとっては楽しめました。また最後に「植物学入門」がついているので勉強になりました。

2022/02/13

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