賤ヶ岳の鬼 (中公文庫 よ 63-1)
賤ヶ岳の鬼 (中公文庫 よ 63-1) / 感想・レビュー
まさ
賤ヶ岳の戦と言えば柴田勝家と羽柴秀吉による織田の勢力を二分する戦い。情があり型を基として常道で動く勝家と、その真逆で既存に捉われず新たな思考・行動の秀吉――と対比すると、どうしても秀吉に分がある感じになる。しかし、勝家の甥である佐久間盛政は勝家とそっくりであるものの、柔軟さを持つようになってきていた。そんな"鬼玄蕃"の生き様は泥臭くあっても爽やかで清々しい。諦めの悪さがあるから、手を伸ばし続ける、最後まで貫き通す。そんな生き方はやはり素敵だ。
2022/11/06
スプリント
柴田勝家麾下の佐久間盛政が主人公。 賤ヶ岳の戦いは柴田勝家の敗戦に終わったわけですが 途中までは盛政の策が当たり押していたが徐々に分が悪くなり・・・。 賤ヶ岳で鬼となった武将の生き様が描かれています。
2024/07/10
キリン
視点が違ってなかなか面白かった。新鮮な感じ。
2022/06/28
のりさん
盛政のカッコ良さは惚れ惚れするけれど、それ以上に秀吉の凄みを感じる。この時期の秀吉は本当に策謀が神がかってる。勝家も盛政も時期が悪かったとしか言いようがない。
2024/10/13
tako_machida
佐久間盛政と聞いて、一瞬誰?と思いましたが、歴史の分岐点にこれだけ関わっているとは勉強になりました。諦めの悪い男像が印象的で、面白かったです。
2022/12/05
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